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写真●ブレード・サーバー「PRIMERGY BX620 S4」
写真●ブレード・サーバー「PRIMERGY BX620 S4」
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 富士通は5月14日、同社のブレード・サーバーである「PRIMERGY BXシリーズ」の新版「PRIMERGY BX620 S4」と、ブレード・サーバーの仮想化機能を強化するミドルウエア・ソフト「Systemwalker Resource Coordinator Virtual server Edition V13.2」を6月上旬から順次出荷すると発表した。ブレード・サーバーを導入して分散管理していたサーバーを集約すると、システム部門の負荷はかえって高まる場合があるが、そうした「運用管理の負荷軽減を狙った製品」(増田実夫パーソナルビジネス本部長代理)だという。

 運用管理の負荷軽減を狙った新機能は大きく3つある。物理的なサーバーとその上で稼働する仮想サーバーを区別なく運用できる統合管理機能と、SAN(ストレージ・エリア・ネットワーク)接続の仮想化機能、予備サーバーの共用化機能である。

 運用の統合管理機能では、米ヴイエムウェア製の「ESX Server」などの仮想化ソフトと連携し、物理サーバーと仮想サーバーを同じ運用管理画面で扱える。仮想サーバーの構成は、仮想化ソフトから自動収集する。どちらのサーバーにも、起動や停止、バックアップなどを同じ操作で指示できる。

 SAN接続の仮想化機能は、ファイバ・チャネルを対象にし、ファイバ・チャネルを識別するためのWWN(ワールド・ワイド・ネーム)と呼ぶ識別子を仮想化する。仮想的なWWNを割り当て、物理的なストレージを置き換えてもWWNの設定を変更せずに済ませられるようにした。

 予備サーバーの共用化機能では、物理サーバー群と、仮想サーバー群のそれぞれが持っていた予備サーバーを共有できるようにする。これまでは、物理サーバーはサーバー管理ソフト、仮想サーバーはVMware HAなどの管理ソフトによって管理する必要があり、それぞれに故障に対応するための予備サーバーが設置しなければならなかった。今回の新機能を使えば、それぞれの環境で用意していた予備サーバーを共用できるようになる。

 PRIMERGY BX620 S4の出荷は2007年6月上旬、Systemwalker Resource Coordinator Virtual server Edition V13.2は9月上旬の出荷を予定する。価格は、PRIMERGY BX620 S4が43万円から(税別)、Systemwalker Resource Coordinator Virtual server Edition V13.2は9万円から(税別)。仮想WWNを提供する「SAN接続仮想化オプション」は9月上旬の出荷を予定しているが、提供形態、価格共に未定である。PRIMERGY BX620 S4の2007年度の販売目標は6000台。増田本部長代理は、「現在ブレード・サーバー製品の当社のシェアは6~7%。PRIMERGY BX620 S4を拡販し、2007年度のシェアを15%にまで高めたい」と意気込む。