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写真1 日本HPのハイエンド・ストレージ「HP StorageWorks XP24000」
写真1 日本HPのハイエンド・ストレージ「HP StorageWorks XP24000」
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写真2 日本HPでストレージ製品を担当する諏訪マネージャ
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 日本ヒューレット・パッカードは5月15日、ハイエンドのストレージ装置「HP StorageWorks XP24000ディスクアレイ」を発表した。7月上旬から出荷を開始する(写真1)。特徴は差分のデータだけ遠隔地に送信してバックアップする「非同期ジャーナル機能」を強化したこと。

 非同期ジャーナル機能を利用することで、送信元のストレージにデータをバッファし、回線が空いているタイミングでバックアップ側に転送できる。従来機ではハード・ディスクに物理的に書き込まれたデータを対象としていたが、これをOSのレベルまで拡張。OSやアプリケーションを対象としたリカバリ動作が可能となった。OSは、HP-UX、Windows、Linuxのほか、AIXやSolarisにも対応する。

 日本HPのストレージワークス製品本部プロダクトマーケティング部の諏訪英一郎担当マネージャは「非同期ジャーナル機能はWAN回線の料金が割高となる遠隔地にバックアップ・センターを設置する場合に有効。事業継続計画(BCP)で利用するケースが増えている」とメリットを説明する(写真2)。

 もう一つの特徴がストレージの容量を仮想的に管理する機能を強化したこと。「XP Thin Provisioning」と呼ぶ機能で、物理的なディスク容量を超えるサイズをあらかじめ割り当てられる。より柔軟な容量計画を立てることが可能となった。

 例えば、将来は16Tバイトの利用が見込まれるが、現在は4Tバイトで足りる場合。仮想的に16Tバイトの容量を割り当てておき、実際のストレージには4Tバイトのハード・ディスクを搭載。必要に応じて最大容量まで段階的に拡張できる。

 従来機ではこうした容量拡張の際、ストレージ本体や接続しているサーバーを停止して容量を再設定しなくてはならなかったが、XP24000はこの必要がない。あわせてストレージを利用する複数システムが、仮想的に割り当てたハードディスクを共有できるようになった。

 XP24000の価格は最低構成で5897万8500円。ハードディスクの最大容量は、内蔵で332Tバイト、外部でさらに247Pバイト。日本HPはサービス部門にもストレージの専門部隊を設置し、BCPサイトの構築などソリューションをベースにした拡販策を強化している。