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写真1 Xsigo VP780の動作イメージ
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写真2 Xsigo VP780のきょう体
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 シーゴシステムズ・ジャパンは5月15日,ファイバー・チャネルやイーサネットなどのインタフェースを仮想化するアプライアンス「Xsigo VP780」を発表した。サーバーとVP780は10Gビット/秒のInfiniBandインタフェースで接続。VP780に装着したI/Oモジュールを仮想インタフェースとしてサーバーにマウントできるため,サーバーのケーブルをつなぎ替えることなくインタフェースの追加や削除が可能になる(写真1)。ケーブル配線も簡素化できる。ネットワンシステムズなどを通じて6月末に出荷を始める。

 VP780は,サーバーのI/Oカードを仮想化するアプライアンス。4Uのきょう体にインタフェースとして,サーバーと接続するInfiniBandポートを24,ギガビット・イーサネットなどI/Oモジュールを装着するスロット(仕様は独自)を15備える(写真2)。I/Oモジュールは,4ポートのギガビット・イーサネット,1ポートの10Gビット・イーサネット,2ポートのファイバー・チャネル(4Gビット/秒),SSLアクセラレータ(ポート無し)の4種類を用意する。それぞれのI/Oモジュールごとに,仮想インタフェースを32から128個生成して任意のサーバーや仮想マシンに割り当てられる。

 対応OSおよび仮想マシン・ソフトは,InfiniBandの「Open IB」仕様に対応する製品。OSとしては,「サポートするのはWindowsとカーネル2.6以降のRed Hat Enterprise Linuxで,SolarisとAIXも順次追加する予定」(米シーゴシステムズのアショック・クリッシュナマーシ会長兼CEO)。仮想マシン・ソフトとしては,「米ノベルのXenと米マイクロソフトのVirtual Serverで利用可能。米ヴイエムウェアのVMware ESX Serverについては,2007年末ころに登場するバージョン3.1からOpen IBに対応予定」(同)という。

 価格はI/Oモジュールの数と仮想NIC数の上限で決まる。ギガビット・イーサネットを4ポート備えるI/Oカードを1枚搭載した最小構成で630万円。

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