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写真 2006年度決算を発表するIIJの鈴木幸一社長
写真 2006年度決算を発表するIIJの鈴木幸一社長
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 インターネットイニシアティブ(IIJ)は5月15日,2007年3月期の連結決算を発表した。営業収益(売上高)は前年同期比14.5%増の570億5500万円,営業利益が同45.2%増の35億円で,過去最高となった。

 増収となった要因は,インターネット接続とセキュリティなどの付加価値サービス,システム・インテグレーション(SI)事業が好調に推移したため。このうち,インターネット接続と付加価値サービスの営業収益は,前年同期比4.9%増の243億5300万円。企業向け広域IPサービスで新規案件を獲得し,ギガビット・サービスの契約数は前年度末に比べて23件増加して63件となった。専用線接続の契約数は1万7720件で前年同期に比べて3171件増加。契約総帯域は,323.5Gビット/秒で前年同期よりも128.6Gビット/秒増加した。

 また,SI事業は同29.9%増の305億2700万円とこちらも好調だった。企業のIPネットワーク構築の需要が堅調だったのに加えて,運用・保守事業の売り上げも伸ばした。

 一方,出資していたアイピーモバイルの株式に対する減損処理による評価損失は10億4300万円だった。アイピーモバイルについて,IIJの鈴木幸一社長(写真)は「技術的な可能性を評価していた。森トラストとの経緯はよく知らないが,現状では静観している」とコメントした。また,今後のモバイル関連事業への取り組みについては「非常に興味はある」としながらも,投資コストの問題などを挙げて慎重な姿勢を示した。

 IIJの2008年3月期の連結業績予想は,営業収益が20.9%増の690億円,営業利益が31.4%増の46億円となる見通し。インターネット接続事業者のハイホーが6月1日付で100%子会社となることによる2008年3月期連結業績予想への影響は,営業収益が45億円,営業利益が2億円としている(関連記事)。