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写真●WinHEC2007の基調講演に登場したBill Gates会長
写真●WinHEC2007の基調講演に登場したBill Gates会長
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 米Microsoft会長のBill Gates氏が,カリフォルニア州ロサンゼルスで米国時間5月15日に開幕したWindows Hardware Engineering Conference(WinHEC)2007の基調講演に登場。クライアントOS「Windows Vista」の販売状況と,次期Windows Server「Windows Server“Longhorn”」(開発コード名)の正式名称「Windows Server 2008」を発表するとともに,両製品のIT業界に与える経済的効果を紹介した。

 Microsoftによると,一般向け発売を2007年1月に開始したWindows Vistaのライセンス販売本数は,100日間で4000万本弱に達したという。「Windows Vistaは,これまでで最も売れ行きのよいOSとなった」(同社)。全体の78%を“上位エディション”が占めていた。

 Windows Server 2008については,全機能を搭載したベータ3版のダウンロード回数が,公開から3週間で10万回を超えたとしている。

 Microsoftは,米IDCの調査結果を引用する形で,Windows VistaとWindows Server 2008が米国のIT業界に及ぼす経済効果を紹介した。主なIDCの予測内容は以下の通り。

・Microsoftが2008年に両製品を1ドル売り上げるたび,米国IT市場は約18ドルの収益を得る

・米国IT市場は2008年に,両製品関連の製品/サービスを1200億ドル以上販売する

・2008年にWindows関連雇用は20%増えるが,増加分の多くは両製品に関係する

 またMicrosoftは同日,家庭用サーバー「Windows Home Server」の新たなハードウエア/ソフトウエア・パートナを発表した。

 Windows Home Serverは,「Windows Server 2003 R2」ベースの家庭用サーバー・ソフトウエア。機能をストレージやファイル共有,遠隔アクセスに絞り,管理作業の複雑さを排除した製品という(関連記事その1その2その3)。2007年下半期に出荷を開始する予定。ソフトウエアのみを販売するパッケージ版に加え,サーバー・ハードウエアにプリインストールしたモデルも利用可能とする。

 既に米Hewlett-Packard(HP)が,2007年1月に開催された2007 International CESで,実機のデモンストレーションを実施している。さらに米Gateway,フランスのストレージ機器メーカーLaCie,ドイツの家電メーカーMedion InternationalがWindows Home Serverベースの製品を計画中という。

 Windows Home Server対応ソフトウエアを提供する予定のソフトウエア・ベンダーは以下の通り。米Diskeeper,・カナダEmbedded Automation,フィンランドF-Secure,米Iron Mountain,米Lagotek,米PacketVideo,米Riptopia,米SageTV。

[発表資料(その1)]
[発表資料(その2)]