三井物産とNTT、日本郵船の3社は、国際物流の分野で広く使われていくとみられている433MHz帯のアクティブ型無線ICタグを開発したと発表した。国際物流向けに機能を絞り込み、価格を500円前後にまで下げられるようにした。海運コンテナやパレットなどに取り付け、物流管理の効率化などを狙う。
三井物産は日本ユニシスと共同で、今回の無線ICタグを使ったASP(アプリケーション・サービス・プロバイダ)サービスも提供する。国際物流において、貨物の輸送過程などを追跡できるサービスである。手始めに三井物産は今夏、自社で扱う再利用可能な物流容器(通い容器)にICタグを取り付け、国際物流に活用する。