米センディオは米国ラスベガスで開催中の「Interop Las Vegas」の開催に合わせ、スパム・メールを排除するソリューション「I.C.E.Boxサービス」を発表した。
同社が提供するサービスでは、電子メールの受信者が許可した送信者による電子メールだけを、メール・サーバーに受信できるようにする。
送信者が許可を得る仕組みは以下の通りだ。まず同サービスに契約したユーザー宛ての電子メールは、すべてセンディオのメール・サーバーに保管される。電子メール受信者はWebサイトを通じてセンディオのメール・ボックスにアクセス、自分宛てのメールを確認し、受信を許可するものを選別する(写真1)。
この作業は、送信者1人につき一度だけで済み、一度許可したあとは、その送信者のメールは直接ユーザーのメール・サーバーに届けられる(写真2)。このサービスを契約したユーザーの拠点には、「I.C.E.Box」と呼ぶアプライアンス(専用装置)を置く必要がある。
センディオのケリー・アンダーソンCEOは、「当社のサービスは、リサーチ会社が提唱する“ハードウエア・アズ・ア・サービス”を実現するものだ」と言う。