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 日本オラクルと日立製作所は5月28日、Webアプリケーションの性能や可用性についての共同検証の結果を発表した。検証は、日立のブレード・サーバー「BladeSymphony」、日本オラクルのデータベース・サーバー「Oracle Database 10g」とWebアプリケーション・サーバー「Oracle Application Server 10g」を用いてグリッド環境を構築し、実施した。最終的にBladeSymphonyでデータベース・サーバーとWebアプリケーション・サーバーを8台ずつ組み合わせて稼働させた場合でも、7.9台分の性能を記録。両社では「性能と可用性は両立できる結果だ」と評価している。検証結果を公開することで、顧客自身が検証をする手間を省く。

 今回の検証には、Webのショッピング・サイトとして、J2EEのサンプル・アプリケーションである「JPetStore」を利用。サイトにログインした後、商品を検索し、カートに追加、購入するといった一般的なオンライン・トランザクションを実行する。100万ユーザーと16億件の商品に対して、同時接続ユーザー数が1ノード当たり700ユーザーとなる大規模システムを想定した。ハードウエアは、Webアプリケーション・サーバーに「BladeSymphony BS320」、データベース・サーバーに「BladeSymphony BS1000」を利用。データベース・サーバーのクラスタリング機能には、「Oracle Real Application Clusters 10g(RAC)」を採用した。

 特徴は、Webアプリケーション・サーバーに障害が発生した場合、HTTPセッションを維持したままでも、性能が劣化しないことを検証したこと。これは、Oracle Application Server 10gにあるHTTPセッションのレプリケーション機能によって実現する。具体的には、HTTPセッションが障害で切断されても、自動的にほかのWebアプリケーション・サーバーに引き継ぐという機能である。この機能を利用した場合でも、8ノードで7.44台分の性能を出した。

 今後も両社で検証を続け、ストレージ装置のデータ管理手法や可用性を最大化するためのアーキテクチャを開発する予定である。