PR
写真●Sonic Workbenchの画面。BPELとESBプロセスをデバッグできる
写真●Sonic Workbenchの画面。BPELとESBプロセスをデバッグできる
[画像のクリックで拡大表示]

 SOA(サービス指向アーキテクチャ)関連ベンダーのソニックソフトウェアは,SOAの中核となるESB(Enterprise Service Bus)ソフト「Sonic ESB」を含んだ製品群の新版を,2007年5月30日に出荷した。ESBソフトの新版「Sonic ESB 7.5」,BPEL(Business Process Execution Language)サーバー・ソフトの新製品「Sonic BPEL Server」,データ変換/統合ソフトの新製品「DataExtend Semantic Integrator(SI)」---である。

 Sonic ESB 7.5は,Javaで開発されたESBソフト。特徴は,Javaアプリケーション・サーバーのコンテナ上で動作する1アプリケーションではなく,他の稼働プラットフォームを必要とせず独立して動作する点である。また,同社が開発した独自の軽量コンテナ「ESBコンテナ」を用いて,各種の機能をESBルーティングに参加させることができる。機能は,ESBルーティング機能のほか,データ・フォーマット変換機能,Webサービス以外の既存システムをWSDL(Web Services Description Language)経由で利用できるようにするラッピング機能など。Java Message Service(JMS)準拠のメッセージ・キューイング・ソフト「Sonic MQ」のライセンスも最初から含む。

 Sonic BPEL Serverは,業務プロセスのモデリング記述ソフト兼実行エンジンである。プロセス記述言語は,WS-BPEL 2.0に準拠。BPELによってサービスを統合して,一連の業務フローを定義/実行する。サービスのモデリングは,Sonic ESB製品群の1つでEclipseベースのIDEである「Sonic Workbench」から実施でき,Sonic Workbenchからは,互いに粒度の異なるBPELプロセスとESBプロセスを可視化させてデバッグできる。同社のプロセス記述/実行ソフトには,UMLのステート・チャートに似た独自言語を持つ「Sonic Orchestration Server」があったが,Sonic BPEL Serverはその代わりとなる。稼働環境としては,Sonic ESBが必須となる。

 DataXtend SIは,SOA環境で相互に連携させる情報ソース間の整合性を確保するためのデータ形式変換ソフトである。フォーマット形式の変換だけでなく,属性情報をメタデータとして持たせることにより,データの意味を考慮したマッピングと変換を実施する。共通データ・モデルとして,通信業界団体のTeleManagement Forum(TM Forum)が策定したデータ・モデル「SID(Shared Information/Data)」を採用した。同ソフトは,米Sonic Softwareの親会社である米Progress Softwareが買収した米Panteroの技術をベースとしている。DataXtend SIは,Sonic ESBコンテナ上で動作する版のほか,DataXtend SI単体で独立して動作する版,各種Javaアプリケーション・サーバー向けの版などを用意している。

 新版および新製品の価格は,以下の通り。Sonic ESB 7.5は,1CPUあたり218万8000円(税別)から。Sonic BPEL Serverは,1CPUあたり312万5000円(税別)から。Sonic Workbenchは,1ユーザーあたり58万8000円(税別)から。DataXtend SIは,開発ツールの「DataXtend SI Designer」が312万5000円(税別)から,実行エンジンが1CPUあたり625万円(税別)から。