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 日本Asteriskユーザ会(J*UG,“じゃぐ”と発音)は5月31日,東京ビッグサイトで開催中の「LinuxWorld Expo/Tokyo 2007」会場でセミナーを開催した。J*UGは,Asteriskの知名度向上や情報共有などの活動を展開しており,5月17日に発足したばかり。

 このセミナーでフリー・エンジニアの高橋隆雄氏が登壇し,日本のAsteriskの開発コミュニティが,これまでに取り組んできたことについて解説した。「日本語音声のパッチ・ファイル」「ナンバー・ディスプレイ対応」「家庭向けひかり電話への対応(NTTのTAを介して使う)」などが開発されてきたという。そして高橋氏は,こうした取り組みを進めるために必要となるソースコードまで見ている人が少ないとして,開発者のさらなる参加を呼びかけた。

 IP-PBXであるAsteriskに接続できる電話機は,「入手性がかなりよくなりつつある」(高橋氏)。その例として,独スノム・テクノロジーズのIP電話機やノキア・ジャパンが販売中の無線LANとW-CDMAに対応しSIPクライアントを搭載する携帯端末「E61」などを紹介した。課題として,日本特有のボタン電話への対応を挙げた。

 またAsteriskを「単なるPBXというよりは音声サービスのプラットフォームとして見るべき」と強調した。Asteriskは,IVR(音声自動応答)や音声会議,音声録音などの機能を持ち,ほかのIPアプリケーションとの親和性が高いからだという。

 J*UGでは今後,定期的な勉強会や短期間の集中トレーニング,知名度の向上や情報共有といった取り組みをしていきたいという。

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