米Motorolaは米国時間5月30日に,人員削減を含むリストラ策の拡大を明らかにした。今年1月に発表した年間4億ドルのコスト削減計画が「目標を達成できる見通し」(同社)として,さらなる取り組みを進めるという。
同社によると,当初計画の一環である3500人の人員削減は,2007年上半期中に完了する見込み。上級管理チームによる包括的な事業見直しを行った結果,2008年に6億ドルのコスト圧縮を目指す。約4000人の人員削減,優先的投資の判断,事務管理費および裁量的支出の継続した管理,事業所配置の合理化などを実施する。
同社CFOのTom Meredith氏は,「1月に発表した取り組みと今回の新たな計画を通じて,当社の財務および経営の業績をいっそう向上し,株主価値を創造できると確信している」と説明した。
なお同社は,約3億ドル(1株あたり約0.08ドル)にのぼる追加のリストラ費用を年内に計上する見通し。
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