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 セキュリティベンダーの英ソフォスは2007年5月31日(現地時間)、26歳の米国人の男が、児童ポルノを所有していた罪で逮捕されたことを伝えた。逮捕のきっかけは、英国女性が自分の息子のパソコンに仕掛けたスパイウエア。スパイウエアが収集した情報から、男がネットを通じて息子と不適切なやり取りをしていることを知り、警察に通報した。

 ソフォスによると、通常、スパイウエアは、攻撃者が金銭的価値のある情報を他人のパソコンから盗むために使われるが、このケースでは、未成年者を守るために使われたという。

 英国のある女性は、15歳の息子がインターネットをどのように利用しているのか調べるため、息子が使っているパソコンにスパイウエアを仕込んだ。その結果、米国人の男と、みだらな写真やビデオを交換していることを知り、英国の警察に通報。警察からは米国の出入国管理局に伝えられ、その少年(息子)に会うために英国に渡ろうとしていた男が逮捕されたという。男への判決は9月に下される予定。最低でも懲役5年が科せられるとみられている。

 ソフォスでは、「親が子どもに注意を払うためのソフトウエア(スパイウエア)はたくさん売られている。だが、子どもがオンラインで何をしているのか心配なら、家族がいる場所でパソコンを使わせることが、最もよいアドバイスだ」としている。

 加えて、「スパイウエアを使って他人の行動を監視することは、法的な問題に発展する恐れがあるので、十分注意する必要がある」と呼びかけている。