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写真1●テレビ会議システム「Visual Nexus」の多地点接続サーバー
写真1●テレビ会議システム「Visual Nexus」の多地点接続サーバー
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写真2●SIPオプションでOKIのソフトフォン「Com@WILL」との相互接続を保証
写真2●SIPオプションでOKIのソフトフォン「Com@WILL」との相互接続を保証
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写真3●東京と大阪を結んだアプリケーション共有のデモの様子
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 沖電気工業(OKI)は6月5日,テレビ会議事業の拡充に向けた新体制を発表した。2007年5月にTCBテクノロジーズ(旧トーメンサイバービジネス)から譲り受けたテレビ会議システム「Visual Nexus」事業を,「ビジュアルネクサスカンパニー」として6月1日付けで社内カンパニー化。テレビ会議をIP電話システムのオプションとしての位置づけから,単独導入が可能なソリューションとして提供するため,組織を再編した。

 これまでOKIは「SS9100」や「IPstage」といったIP電話サーバーをIPコミュニケーション事業の中核に据え,テレビ会議はソフトフォン「Com@WILL」を端末とするオプションとして提供してきた。しかし最大同時接続拠点数は4と少ないうえ,IP電話を必要としないユーザーへの訴求が不足していた。今回Visual Nexusをメニューに加えることで,「『IP電話は不要だが,テレビ会議を本格導入したい』というユーザーのニーズに応える」(IPシステムカンパニー執行参与の坪井正志プレジデント)。

 Visual Nexusは,H.323準拠のテレビ会議システム。クライアントとしてパソコンを利用する。オプションでSIPにも対応し,同社のソフトフォンCom@WILLとの相互接続が可能である(写真1~3)。映像コーデックはH.264で,最大解像度は352×288ドット(CIF)。最大ビットレートは2Mビット/秒だが,「384kビット/秒で最高画質とそん色ない映像が得られる」(ビジュアルネクサスカンパニーの鈴木敦久プレジデント)という。アプリケーション共有,プレゼンス(在籍確認)など,一般的なテレビ会議システムと同等の機能を一通り実装済み。TCBテクノロジーズ時代に,国内で約200社,海外で50社弱の導入実績がある。

 価格は多地点接続サーバー1台,クライアント・ソフト5ライセンス,設定・設置費用と運用トレーニング費用を合わせた最小構成で242万6550円。

 OKIは今後3年間で,TCBテクノロジーズ時代の2006年度売り上げ1億円を,10倍の10億円に伸ばす考え。NTTをはじめとする通信事業者が構築に取り組んでいる「NGN」(次世代ネットワーク)を見据え,「OKIが持つ高音質・高画質のコーデックをVisual Nexusに組み込む」(坪井プレジデント)。テレビ会議市場は,存在感のある大画面・高画質テレビ会議「テレプレゼンス」製品で米シスコや米ポリコムなどがしのぎを削る激戦区。OKIは「高画質映像配信サーバーなどコーデックには自信がある。ユーザーの声に応じて,ハイビジョン画質の製品を投入する」(坪井プレジデント)計画だ。