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 富士通は6月7日、ネットワーク・サービスの「FENICSII」において、167の海外拠点とのVPN接続メニューを提供すると発表した。「FENICSグローバルVPNサービス」として同日に始める。

 企業は富士通と契約することで、世界167の拠点とインターネットVPNもしくはIP-VPNを利用して接続できるようになる。従来のFENICSでは、IP-VPNもしくは専用線で提供していた。IP-VPNを接続する海外拠点の現地での回線調達や機器の設置や設定、運用サポートといった業務が任せられる。

 富士通は、英BT、米べライゾン・ビジネス、米バーテラ・コミュニケーションズ、NTTコミュニケーションズ、KDDI、ソフトバンクテレコム、といった通信事業者から回線やサービスを調達することで提供する。

 価格は個別見積もり。例えば、中国拠点とインターネットVPNでの接続では、アクセス回線にDSLを利用するケースで月額22万円から。専用線のケースは71万円から。回線速度はいずれも最大1Mビット/秒。日本側拠点の料金は別途かかる。

 富士通はFENICSの基幹回線や提供サービスを大幅に見直し。FENICSIIとして提供していくことを5月に発表している。基幹回線は08年3月までに刷新する見通し。