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経済産業省の製造産業局ITS推進室長である橋本道雄氏は「ITSはセカンドステージに突入した。さまざまなサービスを積極的にドライバーに提供していく」とあいさつ
経済産業省の製造産業局ITS推進室長である橋本道雄氏は「ITSはセカンドステージに突入した。さまざまなサービスを積極的にドライバーに提供していく」とあいさつ
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次世代ITSが実現すると、道路上やほかの車からさまざまな情報を受け取れるようになる
次世代ITSが実現すると、道路上やほかの車からさまざまな情報を受け取れるようになる
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三菱電機が開発中の次世代ITS用の車載器
三菱電機が開発中の次世代ITS用の車載器
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 電子情報技術産業協会(JEITA)は2007年6月13日、次世代ITS(高度道路交通システム)に関する説明会を実施した。同協会が2007年3月、次世代ITSで使う車載機向けの標準仕様を策定したのを受けたもので、関連省庁の代表らが次世代ITSの展望を語った。

 次世代ITSは主に5.8GHz帯の周波数を使い、DSRCと呼ぶ通信方式でデータをやり取りする。既にその先駆けとしてETC(自動料金収受システム)が実現済みだ。現在メーカー各社は、新たに定めた標準仕様に基づいた車載器を開発中。1台を車内に設置するだけで、ETCに加え今後提供される予定のさまざまなサービスも使えるのが特徴だという。

 次世代ITS向けのサービスに関しては、経済産業省や国土交通省、警察庁といった省庁はもちろんのこと、多くの民間企業も一体になり、アイデアを検討中。道路上にアンテナを設置して車載器と通信させるサービス(路車間通信と呼ぶ)に加え、自動車同士で通信させるサービス(車車間通信と呼ぶ)もある。

 実現される見込みの高いサービスの一つが「安全運転支援サービス」。交通事故の約6割が、追突や出会い頭など“ヒヤリハット”と呼ばれる状況下で起こることから、事前に危険をドライバーに喚起できるようにする。例えば、見通しの悪いカーブの先にセンサーを設置しておき、渋滞が発生した場合、カーブに進入しかかった自動車に対して現場の状況を画像や音声で注意を促す。2007年5月14日には、自動車メーカーや車載器メーカーが中心になり、約60台の車両を使った実証実験を東京都内の首都高速道路上で始めた。

 このほかにも、高速道路のサービスエリアやパーキングエリアでインターネットへ接続したり、民間の駐車場やフェリーなどの料金もETCで決済したりといったサービスも有力。2008年度以降、次世代ITSサービスの多くは全国的に大規模な実験が実施されるという。

国土交通省のWebサイト