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 スポーツ振興くじ(toto)を運営する日本スポーツ振興センターは6月13日、先月12日に販売した201枚30万9400円分のくじを販売分としてカウントしていなかったことを発表した。同センターは該当のくじ番号を公表し、払い戻しを呼びかけている。原因はくじの発券データ205件を削除したためだ。うち4枚は販売していないことを確認した。

 5月12日のtotoでは最高6億円の賞金が支払われる状況となり想定以上の購入者が集中し、システム障害が発生した(関連記事)。日本スポーツ振興センターとシステムの開発・運営を担当する日本ユニシスは同日と翌13日、12日に販売した約100万枚のくじについて、データをすべて調査した。その際、くじの発券が完了した際に残されるはずの3つのログを欠いたデータを205件見つけた。

 日本ユニシスはこのデータについて、日本スポーツ振興センターへの報告と了解の下で削除した。「発券されていないくじとみなした」(同センター)ためだ。

 だが実際は205枚のうち少なくとも3枚が発券されていた。ログを欠いたまま発券された理由はまだ不明という。センターは「削除の判断は誤りだった。今後は整合性が取れていなくてもデータは削除しない」(同)。

 公表が1カ月遅れたことについてセンターは「202枚が発券されたかどうかの追跡調査を進めていて時間がかかった」と話す。だが結局「4枚が発券されていないことしか確証が取れなかった」(同)という。