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 6月13日夕方、全日本空輸(ANA)は5月末の大規模障害について詳細を記者会見で説明した。その中で、一因とされたのがデータセンターの通信機器故障だった。データのパケットを振り分けるスイッチで、「米シスコのCatalystシリーズの大型機」(ANAの担当者)という。IT推進室長の佐藤透執行役員は会見で「NECがシスコ製品を選択して納入した。シスコから世界で同様の問題は4事例しかないと聞いている」と述べた。

 この点についてシスコは本誌の取材に「当社としてお客様が発表した以上のことはコメントできない」とした上で、世界4例の障害事例については「現在詳細を確認しているところ。ただ、今後このような事が起こらないよう、社内での取り組みを強化したい」と説明する。また、NECは「当社が納入した機器であり、誠に申し訳ないと思っている。ただ、ANAのシステム全体との関係についてはコメントできない」としている。

 ANAは障害について対応が後手に回ったことなど、同社側の責任を認めており、シスコやNECの責任については言及していない(関連記事)。ネットワークの設計、構築、運用・保守はANAとグループ会社が主体となっている。