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 マイクロソフトは6月14日、アプリケーションのデザイン・ツール群「Expression Studio」を正式発表した(関連記事)。同時に、マルチメディア・コンテンツの実行環境「Silverlight」の日本語版Webサイトを開設した。

 Expression Studioは、Webアプリケーションの画面デザイン・ツールや動画・3次元CGの作成ツールなどの4製品で構成する。一方のSilverlightは、Webブラウザのプラグイン・モジュール。Internet ExplorerのほかFirefox、Mac OS用のSafariでも動作する。今年4月に米マイクロソフトがSilverlightを発表して以来、「Flash対抗技術」として注目を集めていた。

 これらの製品事業を担当する竹内洋平シニアプロダクトマネージャは、「Silverlightは、YouTubeのような動画共有・配信サービスを開始したい事業者にとって、最適の技術だ」と話す。現在、YouTubeをはじめとした動画共有・配信サービスは、動画再生技術にFlashを使っていることが多い。

 Flashと比べたSilverlightの利点として、マイクロソフトは(1)720pというDVDクラスの映像を効率的に圧縮・配信できること、(2)デジタル・コンテンツの著作権保護機能を使って映像を配信できること、(3).NET技術を使っているため、既存の.NET技術者が容易に開発可能なこと、を挙げた。同社はこれらの点をアピールして、動画配信サービスを計画している事業者に、Silverlightを売り込む。一定量のディスク・スペースを無料で提供するなど、事業立ち上げを支援するサービスも構想中だという。

 実はマイクロソフト自身も、米国で提供している動画共有・配信サービス「Soapbox on MSN Video」などでは、Flashを使っている。同社はこれらに加えて、自社のWebサイトを全面的にSilverlight対応に作り直していくという。