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 アプリケーション・サーバー・ソフトのベンダーである日本BEAシステムズは6月21日,通信事業者のネットワークでアプリケーション・サービスを提供する際に使うプラットフォーム製品の新版「WebLogic Network Gatekeeper3.0」を発表した。通信事業者のネットワークにSDP(service delivery platform)というアプリケーション・サービスの提供基盤を構築するための製品で,通信事業者の既存ネットワークとNGN(次世代ネットワーク)のどちらでも利用できる。

 Network Gatekeeper3.0の役割は,メッセージ送信や位置情報の取得といった通信事業者のネットワークにあるサービス(機能)を,汎用的なアプリケーションから操作可能にすること。つまり用途は「通信事業者がこの製品を使ってサービスを第三者に貸し出し,他社サービスとの相乗効果やサービス貸し出しによる収入増を目指すこと」(日本BEAシステムズの高山義泉WLCPビジネスディベロップメントマネージャ)である。「このサード・パーティは契約額が100万円なので,サービスを1秒間に10回まで利用できる」といった,SLA(service level agreement)に基づいたサービスの利用制限も実施できる。

 Network Gatekeeperの現行バージョン2.2に対して,NGNで採用されているIMS(IP multimedia subsystem)への新規対応や,アプリケーションから通信事業者のネットワークを操作するためのAPI仕様であるParlay Xへの対応強化といった改良が加えられている。アプリケーション管理機能や開発機能,災害対策としてのクラスタリング機能なども強化している。

 海外では,Network Gatekeeperの採用事例も公表されている。例えば英国の携帯事業者O2がNetwork Gatekeeperを導入済み。サード・パーティが数十社おり,位置情報とSMSの機能を活用して「エンドユーザーがショッピングモールに入ると広告がSMSで届く」などのサービスが提供されているという。米国時間の6月19日には,オランダのボーダフォンがこの製品を採用したことも発表されている。

 Network Gatekeeper3.0は7月に出荷予定で,メーカー推奨価格は後日決定する。

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