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 XMLベースのシステム統合ソリューションを手がけるインフォテリアは6月22日,東京証券取引所マザーズ市場に上場した。取引開始当日は,結局値が付かず,12万円の買い気配のまま終了した。公募価格は6万円だった。

 インフォテリアは98年,XML専業ソフト開発会社として発足,2002年にリリースしたデータ連携ミドルウェア製品の「ASTERIA(アステリア)」を核に事業を展開してきた。創業以来6年間,赤字を計上するなど苦しい時期が続いたが,2005年にパートナーの開拓を進め,システム構築を直接手がけることがなくなると収益が安定した。今年1月には,ESB(エンタープライズ・サービス・バス)機能を強化した新版「ASTERIA WARP(アステリア・ワープ)」をリリース。アステリアは現在,360社の企業ユーザーを抱える。

 昨年には,ソーシャルカレンダーの「c2talk(シー・ツー・トーク)」,企業課題管理(BTM)サービスの「Tapika(トピカ)」の提供を開始したほか,米国子会社のInfoteria Corporation USA, Inc.が次世代Webチャットの「Lingr(リンガー)」を公開するなど,データ連携以外にも事業領域を拡げつつある。

 同日開示した最新の決算情報によると,同社の組織は2007年3月31日現在,取締役6人,監査役5人及び従業員44人という構成。2006年度通期(2006年4月~2007年3月)の売上高は,前年同期比14.0%増の10億900万円,営業利益は同3.3倍の2億600万円,当期純利益は同2.8倍の3億1400万円だった。

 2007年度の業績については,売上高が前年同期比27.1%増の12億8200万円,営業利益が同19.2%増の2億4600万円,当期純利益が同29.4%減の2億2100万円になると予想している。