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 中国のリサーチ会社である易観国際(Analysys International)が発表した中国におけるインスタントメッセンジャー(以下IM)の利用実態調査によると、2007年第1四半期(1~3月)に、同時にオンライン上で稼働していたIMアカウント数の最高値は前期比17%増の3406万個だった。1台のパソコンで複数のIMが利用されていた場合、各IMごとにアカウントを集計している。

 サービス別アカウント数では騰訊(Tencent)の「QQ」が全体の74.90%でトップ。2位は「MSN Messenger」(同7.82%)、3位がオンラインショッピングで出品者と購入者が話し合いをするときに利用するアリババ・ドットコムのサービス「阿里旺旺」(同6.14%)となった。Skypeは4位(同3.96%)、Yahoo! Messengerの中国版である「雅虎通」は7位で全体の0.43%。トップの騰訊のQQは学生や若者を中心に人気を集めているサービス。

 ただし、今回の調査で利用者数の増加率が最も高かったのはSkype。利用者数で前期比10%増、同時にオンライン上で稼働していたアカウント数に絞った場合でも同8%の伸びを記録している。

 阿里旺旺は、法人向けに電子商取引サービスを運営するアリババ・ドットコムと、同社の子会社で一般向けオンラインショッピングおよびオークションを手がける「淘宝網」で利用されている。アリババ・ドットコムはYahoo!中国を傘下に持つため、ヤフーが提供している一般向けのIMである雅虎通と阿里旺旺を差別化させる戦略をとっている。易観国際では、その結果、阿里旺旺は商取引にターゲットを絞り込んだIMとして、他社サービスとの差別化も実現できたため、今後さらに利用者数の伸びが期待できるとしている。