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「コンテクスチュアル サーチ」の検索結果例。中央にあるフキダシ状のウインドウに、検索結果を表示する
「コンテクスチュアル サーチ」の検索結果例。中央にあるフキダシ状のウインドウに、検索結果を表示する
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 マイクロソフトは6月26日、「コンテクスチュアル サーチ(仮称)」と呼ぶ機能を使った検索サービスを、同社のポータルサイトMSNで開始した。Webページ内の特定キーワードにマウスを重ねると、その単語のWeb検索結果が、自動的に別ウインドウに表示される(写真)。「利用者は検索サイトのウインドウを新たに立ち上げたり、検索窓へキーワードを入力したりといった手間をかけず、すぐに検索結果を参照できる」(同社オンラインサービス事業部の吉岡さやかプロダクトマネージメントグループ サーチチーム プロダクトマネージャー)。

 コンテクスチュアル サーチが検索結果として表示するのは、同じサイト内から1件、一般のWeb検索から1件、一般の画像検索から最大3件。いずれもマイクロソフトのWeb検索エンジンである「Live Search」を使った検索結果を表示する。検索結果を表示したウインドウ内のリンクをクリックすると、そのページへとジャンプする。このコンテクスチュアル サーチ機能は、マイクロソフト日本法人が独自に開発した。

 Webサイトの作成者は、自身のサイトのHTMLファイル内に専用コードを数行付加して、コンテクスチュアル サーチで検索させたい単語を事前に指定しておく。サイト内検索をスムーズに利用させることによって、利用者を誘導したり、ページビューを増加させるといった効果を期待できるという。

 現在、コンテクスチュアル サーチを利用できるのは、「MSN環境特集」「ハリーポッター特集」など、MSN内に設けたサイトのみ。マイクロソフトは今後、MSN内でコンテクスチュアル サーチを実装したサイトを順次増やしていく。将来的には、MSN以外も含めた一般のユーザーが、同機能を自分のサイトに組み込めるようにするという。

 コンテクスチュアル サーチが本当に意味を持つのは、同機能を一般に解放してからだろう。というのも、マイクロソフトにとっての狙いは、自社の検索エンジンLive Searchの認知度向上と利用率アップにあるからだ。ならばMSN内の特定サイトだけでなく、他のWebサイトや一般利用者のブログなどに、コンテクスチュアル サーチの検索機能を付加できるようにしなければ、Live Searchの大幅な利用増は見込みにくい。

 吉岡プロダクトマネージャーは、「まずはMSN内のサイトに実装して、利用動向を見極めたい」と話す。現在、日本国内での検索エンジンのシェアは、Yahoo!JAPANとGoogleが2強で、MSNは大きく水をあけられている。