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 米Oracleは米国時間7月11日,リレーショナル・データベース管理システム(RDBMS)の新版「Oracle Database 11g」を発表した。データベース・クラスタリング,データセンター運用の自動化,負荷管理など400種類以上の新機能を搭載している。

 新版は自己管理/自動化機能を備え,OSや各種ソフトウエア,ハードウエア,システム構成の変更時に実施するアプリケーション動作テストの作業負荷を軽減できる。待機系データベースへ負荷を割り当てる「Oracle Data Guard」機能により,システム全体の処理性能を高めながら,故障/災害時のシステム停止を防ぐ。

 新機能「Oracle Total Recall」を利用すると,指定したテーブルから過去のデータを取り出せる。Oracleは「変更の追跡,監査,規制順守に活用できる」と説明する。

 XMLデータベース機能を強化するとともに,処理速度の向上も図った。バイナリXML対応とし,ユーザーが使用する特定のアプリケーションに合わせてXMLストレージ・オプションを選択可能とした。XMLデータベース内のデータ操作は,XQuery,JSR-170,SQL/XMLで実行できる。

 なおOracleが引用した米Gartnerの調査結果によると,Oracleは2006年に720億ドル相当のRDBMS製品を販売したという。売上高の成長率は前年比14.9%増で,RDBMS市場の平均である14.2%増を上回った。売上高ベースの市場シェアは47.1%で1位となり,前年の46.8%から拡大した。

 米メディア(internetnews.com)によると,OracleはOracle Database 11gのLinux版を8月にリリースするが,Windows版などその他プラットフォーム向け製品の提供計画は示さなかった。Oracle Database 11gの価格は旧版の「Oracle Database 10g」と変わらず,1プロセサ当たりStandard Editionが1万5000ドル,Enterprise Editionが4万ドル。旧版のユーザーは無料でアップグレードできるという。

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