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 ネットワールドとファルコンストア・ジャパンは7月12日、仮想化ソフトVMwareを利用したバックアップ・ソフト「FalconStor CDP Virtual Appliance for VMware Infrastructure(CDP for VMware Infrastructure)」を発表、8月中旬から出荷する。特徴は、バックアップ対象サーバーがダウンした際、VMware上に迅速に復旧サーバーを立ち上げられること。環境によっても異なるが、米ファルコンストア・ソフトウエアのレージェン・フーアイ会長兼CEOによれば「10分程度で可能」という。

 CDP for VMware Infrastructureは、ファルコンストア・ジャパンが提供しているバックアップ・ソフト「IPStor」と専用エージェント・ソフト「DiskSafe」をVMware ESX Server上で動かせるように調整したもの。具体的にはドライバ・ソフトを用意し、設定を済ませてある。ユーザーは購入後、すぐに利用できる。

 想定する使い方はこうだ。バックアップ対象のサーバーで稼働するシステム(OS)領域からアプリケーション領域、およびデータ領域をVMware ESX Server上のCDP for VMware Infrastructureで定期的にバックアップ。災害や障害によって対象サーバーが使えなくなったら、VMware上で復旧サーバーを立ち上げ、利用する。

 OSやアプリケーションを含めてバックアップし、その全データをVMware上で直接利用できるため、10分程度で復旧サーバーを立ち上げることができるという。現在、災害や障害が発生しても事業を継続できるよう、BCP(事業継続計画)を策定する企業が増えている。CDP for VMware Infrastructureでは復旧用に物理的なサーバーを用意する必要がないため、サーバーの台数がある程度以上あれば、安価にBCPを実現できる。復旧サーバーをVMware上ではなく予備機で立ち上げたり、VMware上のシステムをバックアップ対象とすることも可能だ。

 データのバックアップは1時間おきなどで行い、その世代管理も行える。こうした機能は、「CDP(継続的データ保護)機能」と呼ばれる。レプリケーション機能でデータをバックアップする場合にはシステム管理者が誤ってデータを消去したりするとバックアップ側のデータも壊れてしまうが、CDP機能であれば特定の時点の状態に戻すことが可能だ。

 バックアップ対象のサーバーOSは、Windows 2000 Server SP4、同Advanced Server SP4、Windows Server 2003 Standard Edition、同Enterprise Edition(R2)。対応アプリケーションは、SQL Server(7、2000、2005)、Exchange Server(2000、2003、2007)、Lotus Domino(R5、6.x、7.01)、Oralce Database(8i、9i、10g)、DB2、SAP製ERPなど。

 CDP for VMware Infrastructureの価格は最小構成が200万円~で、別途VMwareを購入する必要がある。ネットワールドの森田晶一マーケティング本部長は、「典型的なユーザー像は利用する仮想サーバーが10台前後で、CDP for VMwareが数百万円、VMwareが100万円程度」と語る。また、「企業向けだけでなく、データセンター事業者がBCP実現に向けたサービスを提供するといった使い方も提案していきたい」(森田本部長)という。それらにより、初年度2億円の売り上げを見込む。