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 気象庁は7月16日午後4時、新潟県中越沖地震について発生を先回りで伝える緊急地震速報の結果について公表した。それによると、震度6強を観測した新潟県柏崎市では速報が主要動(S波)に間に合わなかったものの、同震度の長野県飯綱町では揺れの20秒前に伝えることができたという。

 気象庁は第1報として、「新潟県中越に震度5強程度以上」、「新潟県下越・上越に震度5弱程度以上」といった情報を配信した。その後、より多くの地点で観測したデータをもとに、情報を数秒おきに更新していった。新潟県内に本拠を置く組織では、5つの会社や団体が配信を受けているという。

 緊急地震速報は全国に設置した速報地震計で初期微動(P波)を観測し、被害をもたらすS波の規模を推定。通信回線を経由して、先回りで警報を配信する仕組み。このため、震源が内陸部や沿岸部であったり、比較的浅かったりすると、近隣の市町村で警報の配信が間に合わない場合がある。

 現在のところ、緊急地震速報は特定の企業や団体内での限定利用となっているが、今年10月1日から一般ユーザーへの配信が解禁となる。例えば、NHKがテレビやラジオで放送することを明らかにしている。


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