三菱自動車は7月17日、「新品質情報システム」を2007年度内に海外拠点に導入すると発表した。同システムは、保障期間内に修理し交換したりした自動車部品の情報を、各販売店からリアルタイムに集約しデータベース化するもの。修理や交換が多い部品を常時監視することで、リコール対象とするかどうかなどの判断を早めるのに役立てる。

 今回のシステムは、2006年10月に国内の販売会社へ導入したものがベースとなる。同システムには、各拠点の販売会社が報告してきた不具合情報をリアルタイムで蓄積。部品の製造期間や不具合が起きている地域、修理対象となった自動車の走行距離など、不具合情報を項目別に検索できるようにする。これにより、修理や交換が必要となった原因の特定などが可能になる。販売会社にとっては、修理目的で車を持ち込んだ顧客に対し、修理の必要個所だけでなく、どのような修理が他の例で報告されているのかといった事例を検索し、具体的に説明できるという利点がある。

 まずは、欧州、北米、オーストラリア、タイの4地域にシステムを導入。システムは各地域ごとに構築するが、データベースを連携させることで世界中の不具合情報を分析できるようにする。同社は今後、中国やロシアなど40カ国で展開する方針だ。