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 ヤフーときざしカンパニーは2007年7月19日、資本・業務提携することで合意したと発表した。ヤフーはきざしカンパニーが実施する第三者割当増資の一部を引き受ける(出資後の持分比率は5%)。さらに、きざしカンパニーの強みであるブログなどを対象にした言語解析技術を活用し、ヤフーの新規サービス開発に結びつける。

 きざしカンパニーは、ブログやニュース、掲示板など、記述された時間の情報を持つテキストデータを解析する「時系列共起パターン解析エンジン」と呼ぶ技術を持つ。その特徴は、同時に登場することが多い語の関係(共起パターン)を分析できること。これにより、いつ、どんな語が、どんな語とともに話題になったかが分かる。例えば2006年の夏には、「甲子園」「早実」「再試合」などが注目されていたことが自動的に分析できる。

 ヤフーは以前から、この技術を利用し、ブログやニュースで話題の言葉を抽出する「Yahoo!トレンドワード」サービスを提供していた。今後は、同社が保有しているさまざまなデータも活用し、新たなサービスを開発していくという。例えば、「Yahoo!ファイナンスが保有している上場企業のデータベースを利用すれば、各企業の社名がどのような語と一緒に話題になっているか、などが調べられる」(ヤフー)。また同社は「Yahoo!掲示版」や「Yahoo!知恵袋」など、豊富なテキストデータも保有する。これらを解析対象として活用することも考えているという。

 きざしカンパニーは、ヤフーが展開している広告配信サービス「ADネットワーク」に参加。広告収益の拡大を狙う。また、きざしカンパニーの有料サービスにおいて、ヤフーの決済やユーザー認証などのシステムを利用することも検討する。