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写真1●新製品のPLC内蔵ACアダプタ(右)と既存製品(左)をセットにした「PL-HDP-AL1/S」
写真1●新製品のPLC内蔵ACアダプタ(右)と既存製品(左)をセットにした「PL-HDP-AL1/S」
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写真2●無線LANアクセス・ポイントとの接続イメージ
写真2●無線LANアクセス・ポイントとの接続イメージ
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写真3●UPA準拠のPLCモデムを2台セットにした「PL-UPA-L1/S」
写真3●UPA準拠のPLCモデムを2台セットにした「PL-UPA-L1/S」
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 バッファローは7月19日,高速電力線通信(PLC)モデム2機種を発表した。同社の無線LAN機器「AirStation」シリーズのACアダプタとして動作する「HD-PLC」準拠のPLCモデムと,「UPA」準拠のPLCモデムの二つ。同一メーカーの製品で,互換性のないPLCモデムが店頭に並ぶことになる。

 HD-PLC方式の製品は,AirStationシリーズのACアダプタとしての機能とPLCモデムの機能を兼ね備える親機と,同社が発売中の「PL-HDP-L1」(参考記事)を子機としてセットにした「PL-HDP-AL1/S」(写真1)。親機のDCプラグとLANケーブルをAirStationに接続し(写真2),一つのコンセントからPLCモデム部とAirStationへの電源を供給する。対応するAirStationは,WHR-G/G54S/AMPG/AM54G54/AMG54,WBR2-G54,WHR2-G54/G54V/A54G54,WHR3-AG54,WZR-G54/RS-G54。

 PLC部は,松下電器産業が開発したPLC仕様であるHD-PLCに準拠する。物理速度は最大190Mビット/秒。暗号化方式は鍵長128ビットのAES。最大接続数は16台程度。PL-HDP-AL1/Sの価格は2万2050円。発売は,2007年8月上旬を予定する。

 一方,スペインのDS2が開発したUPA仕様に準拠するPLCモデムは,2台をセットにした「PL-UPA-L1/S」(写真3)と,単体モデルの「PL-UPA-L1」。物理速度は200Mビット/秒。最大接続数は16台。暗号方式は3DES(鍵長168ビット)。親機・子機の関係を自動的に設定するため,3台以上を使用していて親機が故障やノイズの影響で通信できなくなった場合は,残りの子機のうち1台が親機に昇格し通信を続けられる。

 価格は,2台セットのPL-UPA-L1/Sが1万7640円,単体モデルのPL-UPA-L1が9765円。発売は2007年8月中旬の予定。

さらに「HomePlug」準拠製品の発売も検討中

 PL-HDP-AL1とPL-UPA-L1は,前者がHD-PLC,後者がUPAと互換性のないPLC仕様を採用した。PLCにはもう一つ,米インテロンが開発した「HomePlug」があり,シャープやKDDIなどが採用している(参考記事)。3仕様は互換性がないばかりか,同じ電力線上で同時に通信すると干渉により速度低下を招く。IEEE(米国電気電子学会)などで標準化の動きはあるものの,現時点では干渉回避の仕様策定を模索している段階だ。

 バッファローとしては,今後は方式にこだわらず,ユーザーのニーズに応じて製品を拡充する計画。「UPAについてもACアダプタ内蔵の製品を検討中。HomePlugについても製品化を検討している」(バッファロー)という。

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