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 総務省は2007年7月31日,VHF帯で2011年以降に導入する携帯端末向けマルチメディア放送システムに関する制度や技術などの課題を検討する「携帯端末向けマルチメディア放送サービス等の在り方に関する懇談会」を,8月2日から開催すると発表した。情報通信審議会情報通信技術分科会の電波有効利用方策委員会は2007年6月に,地上アナログ放送の終了後に空くVHF/UHF帯に導入する無線システムの技術条件をまとめた報告書を公表し,マルチメディア放送にはVHF帯の32.5MHz幅の周波数を割り当てることを決定した。これを受けて今回の懇談会では,採用する方式や事業化に向けたビジネスモデルなどを検討する。2008年5月ごろに結論を出す予定である。

 携帯端末向けマルチメディア放送システムについては,地上波放送キー局が主に推進するISDB-T方式や,米QUALCOMMが開発しKDDIとソフトバンクモバイルが推進するMediaFLO方式,ラジオ放送局が推進する地上デジタルラジオ放送などが候補に挙がっている。懇談会では,(1)マルチメディア放送の海外動向,(2)マルチメディア放送のビジネスモデルや市場競争の在り方,期待される社会的役割,(3)サービスの事業主体や形態,放送方式,ネットワークの在り方などの制度的・技術的課題--などについて検討する。