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 UPS(無停電電源装置)大手のエーピーシー・ジャパンは,コンピュータ・ラック向けに,ネットワーク管理ソフトを用いて遠隔管理可能な電源タップの新製品「Metered Rack-Mount PDU AP7833JP」を,8月1日に販売する。遠隔管理のためのネットワーク機構部が故障した際に,ラックへの電源供給を止めることなくネットワーク機構部だけを交換できるようにした。出荷開始は8月16日。価格は,8万円(税別)。

 Metered Rack-Mount PDU AP7833JPは,コンピュータ・ラック向けの電源タップである。ラックマウント型のサーバー機やネットワーク機器などに電源を供給する。電源タップ1台が搭載するコンセントは10基で,最大出力電流は20A。電源タップ本体をラックに取り付けて運用する。1台のラックに標準で8台までの電源タップを取り付け可能である。

 最大の特徴は,電源タップ本体のLEDディスプレイのほかに,内蔵するWebアプリケーション経由やSNMP(Simple Network Management Protocol)エージェント経由で電源情報の遠隔監視が可能な点である。使用電流値や過電流警報を,SNMPマネージャで管理する,といった使い方が可能である。背景には,コンピュータ機器の密度が向上しており,ラック1台あたりの電力消費が高まっているという状況がある。過電流によるシステム・ダウンを電流監視/管理によって防止するというシナリオだ。

 新機種では,新たに遠隔管理のためのネットワーク機構部分をホット・スワップ型とした。これにより,ネットワーク機構部分が故障して遠隔管理ができなくなった際に,電源タップからコンピュータ機器への電源供給を止めることなく,電源タップのネットワーク機構部分だけを交換する運用が可能になる。これに対して,従来機種の場合は,ネットワーク機構部分の交換のためには,電源タップの電源を落とさなければならず,コンピュータ機器への電源供給を停止せざるを得なかった。