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 米IBMは米国時間8月1日,同社のデータセンターに設置する約3900台のコンピュータを,約30台のLinux搭載メインフレーム「System z」に集約する計画を発表した。新しいサーバー環境を実現することで,データセンターの消費電力を80%削減できるとしている。今後5年間でエネルギ,ソフトウエア,システム・サポートに関連するコストの削減を見込む。

 今回の計画では,米国のニューヨーク州,コネチカット州,コロラド州,英国,日本,オーストラリアに設置された同社のデータセンターが対象となる。これらデータセンターの延べ床面積は800万平方フィート(約74万平方メートル)に相当する。データセンターで稼働しているサーバーをLinuxメインフレームで稼働する仮想サーバーに置き換えることで,エネルギ消費量だけでなく,プロセサ単位で課金されるソフトウエアのライセンス料,システム・サポートなどのコストも削減できるとしている。

 IBMは2007年5月10日に,年間10億ドルを投じるエネルギ節約計画「Project Big Green」を発表している(関連記事)。このプロジェクトは,IBMおよび顧客のデータ・センターにおけるエネルギ消費の削減を促進するもの。今回の取り組みは,このプロジェクトの一環として行われる。

 今回の移行によって不要となる約3900台のサーバーは,IBMグローバル・アセット・リカバリー・サービスによってリサイクルされる。

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