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ワンクリック詐欺(ワンクリック不正請求)の相談件数の推移(IPAの発表資料から引用)
ワンクリック詐欺(ワンクリック不正請求)の相談件数の推移(IPAの発表資料から引用)
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 セキュリティに関する届け出や相談を受け付ける情報処理推進機構(IPA)は2007年8月2日、2007年7月の届け出・相談状況を公表した。それによると、いわゆる「ワンクリック詐欺(ワンクリック不正請求)」に関する相談が316件で、過去最多タイを記録。IPAでは改めて注意を呼びかけている。

 ワンクリック詐欺とは、インターネットを悪用するオンライン詐欺の一種。Webサイトに置かれた画像やアイコン、リンクなどをクリックしただけで有料サイトに登録したとみなし、払う必要のない料金を請求する。

 ワンクリック詐欺サイトの中には、動画ファイルなどに見せかけてウイルスを置いているところがある。だまされてそれらを実行してしまうと、ウイルスに感染。ウイルスは画面上に料金請求の画面を絶えず表示して、パソコンを著しく使いづらくし、料金を支払わせようとする。こういったウイルスは「ワンクリックウエア」などと呼ばれる。

 IPAには、「子供がインターネットを利用しているうちに、請求書が表示されるようになり、その画面が消えなくなって困っている」といった保護者からの相談が毎日のように寄せられているという。これらは、ワンクリックウエアによるものと考えられる。

 ワンクリック詐欺に関する相談は、2005年11月以降、毎月100件以上にのぼり、2007年4月には316件に達した。その後、若干減少したものの、7月には再び316件になった。

 ワンクリックウエアの中には、ウイルス対策ソフトで検出・駆除できるものもある。このためIPAでは、ウイルス対策ソフトを導入すること、そのパターンファイル(ウイルス定義ファイル)を絶えず更新することを対策として挙げている。

 そのほか、「ワンクリック詐欺の罠が仕掛けていることが多い『有害サイト(アダルトサイトや出会い系サイトなど)』にはアクセスしない」「有害サイトにアクセスした場合には、サイト中の画像やリンクをクリックしない」「子供が有害サイトにアクセスしないようにフィルタリングソフトを利用する」「使用しているソフトウエアのぜい弱性を解消しておく」――ことなども対策として実施するよう呼びかけている。