PR

 サイボウズは8日、グループウエア「サイボウズ Office」の次期バージョンを年内にも投入する方針を明らかにした。青野慶久社長は「今期(2008年1月期)中のできるだけ早い時期に発売する」と明言。また、今後は顧客企業の規模によって商品ブランドを使い分けると同時に、顧客との関係を強化する事業戦略も発表した。

 サイボウズ Officeは、主に中小企業など小規模な組織に適したグループウエアで、ネット経由のダウンロード販売が特徴。2003年7月に「Office 6」を投入して以来の刷新となる。青野社長は「今後はSaaS(ソフトウエア・アズ・ア・サービス)にも、子会社を中心に取り組んでいきたい」述べた。

 また、同社が新たに発表した事業戦略は、製品群を顧客企業の規模によって2つのブランドに分ける「2大ブランド化」と、ユーザーとの関係強化を打ち出す「リレーション・マーケティング」の展開。具体的には、取り扱う製品のうち、Officeやデータベースソフト「デヂエ」といった中小企業向け製品を「かんたんシリーズ」に分類。中堅・大企業向けのグループウエア「ガルーン」や営業支援ソフト「ドットセールス」など、パートナー企業を経由して販売している製品群を「ガルーンシリーズ」とした。
 
 ユーザーとの関係強化は、導入後のサポート強化やユーザー・コミュニティ・サイトの開設が中心。青野社長は「これまでは売ったらそのまま、ということが多かった。今後はきちんと使っていただけているか、電話なども使ってフォローしていきたい」と説明した。なお、この日はサイボウズの創業10周年。青野社長は「愛媛県松山市のマンションの一室で3人で創業した会社が、連結で700人規模にまで成長した。10年の重みをひしひしと感じている」と語った。