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「Fujacks」に感染したパソコンの画面例(英ソフォスの情報から引用)。拡張子がexeのファイルのアイコンがパンダに変更されている
「Fujacks」に感染したパソコンの画面例(英ソフォスの情報から引用)。拡張子がexeのファイルのアイコンがパンダに変更されている
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 セキュリティベンダーの英ソフォスは2007年8月22日(現地時間)、同社の公式ブログにおいて、2007年1月末に出現したウイルス「Fujacks」の作成と配布に関与したとみられる人物4名が、中国湖北省の人民裁判所で起訴されたことを伝えた。有罪が認められれば、最低で禁固5年。

 Fujacksは、実行形式ファイル(.exe)に感染するウイルス。Fujacksに感染したファイルを実行すると、パソコン中のすべての実行形式ファイルにFujacksを埋め込んで感染を広げる。同時に、感染したファイルのアイコンをパンダの絵に改変する(図)。

 また、パソコンに保存されているWebページ(HTMLファイル)を改変する。具体的には、Windowsのぜい弱性を突いてFujacksを勝手にインストールするようなHTML文を挿入する。このため、ぜい弱性を解消していないパソコンでは、改変されたWebページにアクセスするだけで、Fujacksに感染してしまう。

 そのほか、オンラインゲームやインスタントメッセージングソフトなどのパスワードを盗んだり、パソコン上で動作している特定のセキュリティソフト/サービスを強制終了させたりする

 Fujacksは世界中で感染を広げ、国内でも情報処理推進機構(IPA)が2月2日、Webサイトなどを通じて注意を呼びかけた。

 今回起訴された4名のうち1名は、Fujacksを作成して他のユーザーに販売し、総額10万人民元(およそ151万円)以上を稼いだことを認めているという。また検察によれば、起訴された4名は、Fujacksで入手したパスワードなどを第三者に販売して、数千ドルを得たという。