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新バージョンについて説明するスカイプの岩田真一 日本オフィスジェネラル・マネージャー
新バージョンについて説明するスカイプの岩田真一 日本オフィスジェネラル・マネージャー
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 8月24日、スカイプは8月8日に正式公開した無料音声通話ソフト「スカイプ」のVersion 3.5について説明会を開いた。内容は以下の通りである。

 Ver3.5では主に4つの機能を追加した。1つ目は、チャットの際の動画表示だ。チャットの相手に動画を見せることができる。スカイプの岩田真一 日本オフィスジェネラル・マネージャーは「知り合いから知り合いへと動画情報を流すことで、スカイプ独自の口コミ性を利用できる。動画による映画の予告プロモーションなどの新事業の展開も考えている」と語る。

 2つ目は、テレビ電話の相手のスナップショトが可能になったこと。3つ目は着信転送である。着信転送は既存の通話転送(ユーザーがオフラインだった時に、指定した電話に転送する機能)とは異なる。オンラインのユーザーが、着信を自分で受けずに他の利用者に転送したり、一旦話を聞いてから転送したりすることが可能になった。4つ目は、定期的に自動でリダイヤルをする機能だ。チケットぴあなど、人気が集中する番号に何度もリダイヤルする場合に有効だという。

 さらにこの発表会では、今年6月に国内導入されたスカイプのヘビーユーザー向けプレミアムサービスであるSkype Proについても説明した。Skype Proで利用可能な機能の1つである、To Go機能の内容や設定方法が分かりにくいとの意見を受けたものである。

 To Go機能を使うと、わざわざパソコンをインターネットに接続しなくても、事前に登録してTo Go機能用の電話番号を取得するだけで、携帯や固定電話から海外の電話に通話できるようになる。例えば、通話したい海外の携帯電話があるとする。設定フォームにその携帯番号を入力してTo Go番号を取得する。自分の携帯電話からTo Go番号に電話すると、スカイプを通して指定した携帯電話と通話できる。直接携帯電話同士で通話するより、低料金で国際電話が可能になる。取得できるTo Go番号は1つだけ。日本国内同士の携帯電話や固定電話同士はまだサポートしていない。

 岩田氏は「To Go機能を設定する際に、最初の設定フォームの地域登録欄には、現在自分がいる地域を登録する。ここで間違えて相手の方の地域を設定することが多い。1度登録すると訂正に時間がかかってしまうので、気をつけてほしい」と話す。

 同氏は「現在のSkype Proは、これまで提供してきたサービスをまとめたオールインワンパッケージだが、将来的には新しい機能をSkype Proに優先的に配信していくことも考えている。Skype Proは定額制のサービスというよりも、ヘビーユーザーへのプロモーション戦略の1つだととらえている」と強調した。

 現在スカイプの利用者は全世界で2億2千万人(6月末時点)。日本でも570万人にまで増加している(7月末時点)。