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 台湾パソコンメーカー大手のエイサーは2007年8月27日、パソコンメーカーの米ゲートウェイを買収すると発表した。買収総額は約7億1000万ドル(約820億円)。エイサーはアジア圏や欧州でパソコン事業を展開してきたが、米国の店頭販売を中心に販売しているゲートウェイを買収することで世界シェアの拡大を目指す。買収後の出荷台数は2000万台としており、世界3位の規模になるという。欧州のパソコンメーカー、パッカードベルを傘下に収めることも明らかになった。

 調査会社の米ガートナーによると、2006年パソコン出荷台数の1位と2位は米デルと米ヒューレット・パッカード(HP)で約3800万台。エイサーの出荷が2000万台となれば、デルとHPに次ぐ3位となる。なお、2006年の同調査では米レノボが約1700万台、エイサーは約1400万台だった。

 ゲートウェイは同日、パッカードベルの買収を発表した。従来から、米レノボもパッカードベルを買収する意向を表明していた。結果的にはエイサーグループが買収を阻止して、世界3位の地位からレノボを突き放す形となった。

 ゲートウェイは、米国で手がけていた企業向けパソコン事業を別の企業に売却して個人向けモデルに注力する方針。従来の「イーマシーンズ」「ゲートウェイ」と2つのブランドは今後も継続販売する。日本国内でも「当面は従来と変わず、販売やサポートをする」(ゲートウェイ日本法人)としている。