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写真1●台湾HTC製の「HT1100」(左)と富士通製の「F1100」
写真1●台湾HTC製の「HT1100」(左)と富士通製の「F1100」
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写真2●左から富士通の伊藤公久経営執行役上席常務,NTTドコモ 執行役員プロダクト&サービス本部の永田清人プロダクト部長,台湾HTCの周永明CEO(最高経営責任者)
写真2●左から富士通の伊藤公久経営執行役上席常務,NTTドコモ 執行役員プロダクト&サービス本部の永田清人プロダクト部長,台湾HTCの周永明CEO(最高経営責任者)
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 NTTドコモは8月30日,Windows Mobile 6搭載のFOMA端末を2機種発表した。内訳は台湾HTC製の「HT1100」と富士通製の「F1100」(写真1)。F1100は,IEEE 802.11a/b/gの無線LAN機能を持ち,これにより企業の内線電話端末として利用可能。ドコモのモバイル・セントレックス・サービス「Passage Duple」や「ビジネスmopera IPセントレックス」に対応している。両機種とも2007年度第4四半期に発売。法人ユーザーのほか一般ユーザーにも販売する。価格は90Xiシリーズと同水準程度になるという。

 説明会に登壇したNTTドコモ 執行役員 プロダクト&サービス本部の永田清人プロダクト部長(写真2)は「ドコモは2005年度に発売したM1000を皮切りに,2006年度はhTc ZやBlackBerry 8707hと法人ユーザー向けにスマートフォンを出荷してきた。今回の機種の投入によって,法人ユーザーはもちろんハイエンドのコンシューマ・ユーザーも獲得していきたい」と目的を語った

 新たな製品ラインアップとなる1100シリーズだが,「PCとの連携機能やアプリケーションの自由な追加といったスマートフォンの特徴を備えながら,通常の携帯電話並みの薄さ,軽さを追及した」(永田部長)という。両機種ともフル・キーボードは搭載せず,通常の携帯電話と同じテンキーのみを備える。これによって,これまで日本市場に登場してきたスマートフォンよりもサイズを小型化している。

 両機種とも下り最大3.6Mビット/秒のHSDPA(high speed downlink packet access)に対応。ドコモのスマートフォン向けパケット定額サービスである「Bizホーダイ」にも対応する。

 台湾HTC製のHT1100は,主にコンシューマをターゲットとした製品。タッチパネル式のディスプレイを備え,指で画面をなぞることでメニュー操作が可能になっている。「Touch FLO」と名づけられたこの機能は,例えば下から上に指をなぞることで,メニュー画面を呼び出せる(写真3)。さらにメニュー画面上で左右に指をなぞると,アプリケーションのランチャー画面などが現れる(写真4)。

 付属アプリケーションも同様のインタフェースを採用しており,例えばフォト・ビューワーのアプリケーションでは,写真を表示中に画面上で指を小さく右回りに回転させると写真が拡大。左回りに回転させると縮小する。

 待ち受け画面として,Windows Mobile標準の画面のほかに,時刻や天気など専用画面も用意した(写真5)。「普通の携帯電話のように使ってもらうためには,待ち受け画面が重要。携帯電話ライクな待ち受け画面を用意した」(永田部長)という。なおOSにはWindows Mobile 6 Professional Editionを採用している。

写真3●HT1100のメニュー画面。ディスプレイ上で指をなぞることで,さまざまな操作が可能になっている   写真4●指を左右になぞることで,ほかのメニュー画面が現れる。メニュー切り替えの際は,立方体が回転するような効果を用意している   写真5●HT1100の待ち受け画面。携帯電話ライクに利用してもらえるように用意したという
写真3●HT1100のメニュー画面。ディスプレイ上で指をなぞることで,さまざまな操作が可能になっている
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  写真4●指を左右になぞることで,ほかのメニュー画面が現れる。メニュー切り替えの際は,立方体が回転するような効果を用意している
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  写真5●HT1100の待ち受け画面。携帯電話ライクに利用してもらえるように用意したという
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 富士通製のF1100は,主に法人ユーザーをターゲットにした端末。タッチパネルは搭載せず,ボタンによってメニュー操作する。無線LANを使ったVoIP内線電話として利用できるほか,指紋認証機能などセキュリティ機能を備えている(写真6)。OSには,Windows Mobile 6 Standard Editionを採用した。

写真6●F1100は,本体背面に指紋認証機能を備えている
写真6●F1100は,本体背面に指紋認証機能を備えている
 発表会に同席した富士通の伊藤公久経営執行役上席常務は,「F1100は富士通にとっての戦略的商品。法人ユーザーにさまざまなソリューションを提供する際のキー・コンポーネントにしていきたい」と意気込みを語った。

 なおHT1100,F1100とも,発売が半年近く先となる中での発表だが,NTTドコモの永田部長は「法人ユーザーも大きなターゲットであるために,戦略的に前倒して発表した。法人ユーザーは製品選択に時間をかけるからだ。前倒して発表したことによって,法人ユーザーをさらに取り込んでいきたい」と説明した。