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11gの発表に臨む日本オラクルの新宅正明社長
11gの発表に臨む日本オラクルの新宅正明社長
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 「大規模システムから小規模システムまで、すべてのユーザーにメリットを提供できる製品だ」。日本オラクルは9月3日、データベース管理ソフトの新版「Oracle Database 11g(11g)」を発表、同社の新宅正明社長(写真)は発表会場でこのように語った。11gは、約3年ぶりのメジャー・バージョンアップとなる製品。新宅社長は、「(11gによって)データベース市場を拡大すると共に、55%だったシェアを60%に拡大させる」と意気込む。10月23日にLinux版の出荷を開始する。UNIX版やWindows版は年内に出荷する予定だ。

 11gは、「アルファ版から日本のユーザー企業の希望を取り入れてきた」(新宅社長)という。そのため、基本性能からオプション製品に至るまで、“顧客志向”の新機能を400以上取り入れたのが特徴だ。新機能の多くは、「システム障害をいかに防ぐか、そして、障害が発生しても、被害を局所化できるかに焦点を当てている」(三澤智光 常務執行役員)という。新機能の中でも目玉となるのが、テスト作業を効率化する「Oracle Real Application Testing」や、災害対策機能の利用を拡大する「Oracle Active Data Guard」、データ圧縮機能を強化した「Oracle Advanced Compression」など、システムの運用管理の負荷を軽減するものである。ただし、これらの機能はいずれもオプション製品となる。

 11g出荷に際し、日本オラクルは独自にパートナー企業と検証を実施する。様々なハードウエア構成で11gの動作を検証するほか、新機能を活用した構築や運用の手法を確立した上で、ユーザー企業に提供をしていく予定だ。結果として、1年後には、11gの出荷を50%以上としたい考えである。前版である10gのときは、1年後の出荷比率が30%程度にとどまっていた。

 製品本体の価格は10gまでと同じまま据え置く。プロセサ・ライセンスの場合、大規模システム向けのEnterprise Editionが1プロセサ当たり525万円、中規模システム向けのStandard Editionが同196万8750円、小規模システム向けのStandard Edition Oneが同65万5620円。新たなオプション製品の価格は、プロセサ・ライセンスの場合で、Real Application TestingとAdvanced Compressionが1プロセサ当たり131万2500円、Active Data Guardは同65万6250円。