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写真1●リニューアル後の新しいメニュー画面
写真1●リニューアル後の新しいメニュー画面
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写真2●記者会見で新サービスを説明するJ:COMの福田峰夫・代表取締役副社長
写真2●記者会見で新サービスを説明するJ:COMの福田峰夫・代表取締役副社長
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 ケーブルテレビ統括会社のジュピターテレコム(J:COM)は9月5日,VOD(ビデオ・オン・デマンド)サービスの「J:COM オン デマンド」を9月12日にリニューアルすると発表した。J:COMの各サービス・エリアで順次,新サービスを導入し,9月末には全エリアでサービスを開始する予定だ。

 今回のリニューアルで大きく改善したのは,メニュー画面に動画を表示できるようにし,音声も使えるようにした点。従来サービスでは静止画しか表示できなかった。デザインも大幅に刷新し,操作性についても向上させた(写真1)。

 操作面での向上点は,大きく2つある。1つは,映画などのコンテンツを検索する方法を多様化したこと。これまではジャンル別にたどる方法しかなかったが,新サービスでは,新着,視聴ランキングといったページを追加した。新着ページは2週間以内の新しいコンテンツを表示し,ランキング・ページは1週間ごとに更新する。もう1つはマイページを追加したこと。マイページでは,お気に入りの番組を任意に登録できるほか,視聴期間中で再視聴が可能な番組や,利用履歴を自動的に更新して表示する機能を盛り込んだ。

 J:COMは,従来サービスでは米Concurrent Computerの独自仕様のシステムを使用していたが,新サービスでは汎用的なWebベースのシステムを構築した。メニュー画面はHTMLベースで構成する。セットトップ・ボックス(STB)に搭載するWebブラウザには,米OpenTVのブラウザを採用。Webブラウザ上に表示する動画は,RTSP(Real Time Streaming Protocol)を使ってサーバーから転送する。ただし映像コンテンツそのものは,従来と同じくTS(Transport Stream)形式で流す。

 新サービスは,既存ユーザーでも利用可能とする。そのためJ:COMは,OpenTVのブラウザを既存ユーザーのSTBにもインストールする。ユーザーがSTBをスタンバイ状態にしておけば,夜間に自動的にダウンロードする仕組みとした。

 記者会見でJ:COMの福田峰夫・代表取締役副社長(写真2)は,「現在,1カ月の間にVODのトップ・ページに1回以上アクセスするユーザーは,全体の3割程度にとどまっている。これを2007年度末までには6割程度にしたい。そのために,積極的にさらに新しいサービスを投入していく」と語った。既存のユーザーの利用度を上げ,口コミなども活用して新規加入者を増やしていく考えだ。