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 米MicrosoftがISO(国際標準化機構)に提案しているファイル・フォーマット仕様「ECMA Open XML File Format」は,ISO標準としての採用が見送られた。ISOがスイスで現地時間9月4日に明らかにしたもの。

 同仕様はMicrosoftのオフィス・アプリケーション向け標準ファイル形式「Office Open XML(OOXML)」をベースにしたもので,国際的な標準化組織Ecma Internationalが2006年12月にEcma標準(Ecma standard)「Ecma-376」として承認(関連記事:標準化組織Ecma,オフィス・アプリ向けファイル形式「Office Open XML」を承認)。2007年4月に,ISOの国際標準化に向けたプロセスが始まり,国際標準として承認するかどうかを決める投票が9月2日に締め切られた(関連記事:Microsoftのファイル形式「Office Open XML」,国際標準化の投票段階へ)。

 投票に参加したのは104カ国のメンバーで,ISOおよび国際電気標準会議(IEC)の合同技術委員会JTC 1の41メンバーが含まれる。承認を受けるには,ISO/IEC JTC 1の3分の2(66.66%)以上の賛成票を獲得し,反対票は全体の4分の1(25%)以下でなくてはならない。今回の投票では,賛成票がISO/IEC JTC 1の53%,反対票が全体の26%だったため「いずれの条件も満たさなかった」(ISO)。

 Microsoftはこの結果について「投票者の74%が支持してくれたことはたいへん嬉しい。多くの他の(反対票を投じた)メンバーも次の段階で意見が反映されればサポートするとの意向を示している。今回の結果を励みとし,2008年初頭の最終段階で承認を獲得できると確信する」(同社Interoperability and Standards担当ジェネラル・マネージャのTom Robertson氏)と述べた。

 ISO/IEC JTC 1の下部委員会は2008年2月にスイスで会議(Ballot Resolution Meeting)を開き,改定案などについて検討する予定である。

[発表資料(ISOのプレス・リリース)]
[発表資料(Microsoftのプレス・リリース)]