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写真1 Momonga Linux 4のデスクトップ画面
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写真2 カーネル,glibc,gccのバージョン
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写真3 GNOMEのバージョン
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写真4 KDEのバージョン
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写真5 Webブラウザの「Firefox」とメール・クライアントの「Sylpheed」
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写真6 オフィス・ソフトの「OpenOffice.org」とフォトレタッチ・ソフトの「GIMP」
写真6 オフィス・ソフトの「OpenOffice.org」とフォトレタッチ・ソフトの「GIMP」
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写真7 マルチメディア関連アプリケーション
写真7 マルチメディア関連アプリケーション
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写真8 3Dデスクトップ環境に対応したウインドウ・マネージャCompiz Fusionの設定ツールの「CompizConfig Settings Manager」
写真8 3Dデスクトップ環境に対応したウインドウ・マネージャCompiz Fusionの設定ツールの「CompizConfig Settings Manager」
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 Momonga Projectは2007年8月19日,最新Linuxディストリビューションの「Momonga Linux 4」を公開した(写真1)。Momonga Projectは,2002年に解散したKondara Projectの開発者の一部が立ち上げたプロジェクト。Kondara ProjectやFedora Projectの成果物に基づいて,フリーのLinuxディストリビューション「Momonga Linux」の開発とメンテナンスを行っている。

 国内の開発者主体で構成されたKondara Projectおよびその成果物である「Kondara MNU/Linux」は,先進的なソフトウエア(開発直後や開発途上のソフトウエア)を積極的に取り入れることが特徴の国産Linuxディストリビューションだった。その流れをくむMomonga Linuxも同様の特徴を持つ。

 最新版のMomonga Linux 4にも,先進的なソフトウエアが積極的に搭載されている。例えば,オリジナルのインストール・メディアを作成できる「Pungi」(使い方は,日経Linux2007年10月号で紹介)や,オリジナルのライブCDを作成できる「livecd-tools」が搭載されている。これらにより,ユーザーは必要なパッケージを選択して,独自のインストール・メディアやライブCDを作成できる。

 最新版ではまた,仮想化ソフトの「OpenVZ」に対応したLinuxカーネルも提供されている。OpenVZは米SWsoft社が開発している仮想化ソフト「Virtuozzo」のオープンソース版である。OpenVZに対応したLinuxカーネルを導入して起動時に選択することで,仮想化ソフトを動かせる。

 さらに,Webアプリケーション・フレームワークを多数収録しているのも特徴だ。Rubyに対しては「Ruby on Rails」,Perlに対しては「Catalyst」,Pythonに対しては「Django」および「TurboGears」,Javaに対しては「Struts」が利用可能である。

主要システム・ソフトとアプリケーション

 Momona Linux 4では,カーネルにバージョン2.6.21,汎用ライブラリの「glibc」にバージョン2.6,開発環境の「gcc」にバージョン4.4.2が採用されている(写真2)。統合デスクトップ環境には「GNOME 2.18.3」(写真3),または「KDE 3.5.7」(写真4)が採用されている。

 インターネット関連のアプリケーションでは,Webブラウザの「Firefox 2.0.0.6」,メール・クライアントの「Sylpheed 2.4.4」が標準で導入される(写真5)。さらに,オフィス・ソフトの「OpenOffice.org 2.2.1」,フォトレタッチ・ソフトの「GIMP 2.2.13」などが利用できる(写真6)。マルチメディア関連アプリケーションでは,マルチメディア・プレーヤの「MPlayer 1.0」や「Xine 0.99.5」,「Totem 2.18.2」を利用可能だ(写真7)。

 また,Momongaでは従来から,グラフィックス・ボードのアクセラレーション機能をX Window Systemから直接利用できる「AIGLX」に対応しており,立体的な視覚効果を実現できる“3Dデスクトップ”を実現可能だ。最新版では,3Dデスクトップのウインドウ・マネージャとして,「Compiz」と「Beryl」の成果を一本化した「Compiz Fusion 0.5.2」が採用された。Compiz Fusionでは,効果や動作などを設定できる「CompizConfig Settings Manager」が利用できる(写真8)。

 Momonga Linux 4では,数多くのアプリケーションが組み込まれたことにより,総容量が約5Gバイトにも及び,DVD-R1枚には入りきらなくなった。そのため,すべてのアプリケーションを含むインストール・イメージの「Everything」については,2層式DVD-Rに書き込む必要がある。また,Everythingを2枚のDVDに分けて書き込むことのできるイメージも用意されている。

 このほか,統合デスクトップ環境をGNOMEに絞って提供するGNOME版,KDEに絞って提供するKDE版も提供されている。いずれも4Gバイト以下のデータ容量であり,1枚のDVD-Rに書き込める。さらに,650Mバイト程度の容量に絞ったインストール・イメージのMinimal版も存在する。

 このほか,DVDから起動が可能なLive DVD版,エミュレータのcoLinuxを利用して動作するcoMomongaについても後日に提供される予定である。

 ちなみに,日経Linux2007年10月号(9月8日発売)には,Momonga Linux 4のGNOME版のインストール・メディアが付録DVDとして付属する予定。