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写真1●講演するマイクロソフト日本法人のシステムテクノロジー統括本部インフラストラクチャテクノロジー本部システムプラットフォームグループの伊賀絵理子テクノロジースペシャリスト
写真1●講演するマイクロソフト日本法人のシステムテクノロジー統括本部インフラストラクチャテクノロジー本部システムプラットフォームグループの伊賀絵理子テクノロジースペシャリスト
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写真2●Windows Server virtualizationはハイパーバイザー型にアーキテクチャを刷新する
写真2●Windows Server virtualizationはハイパーバイザー型にアーキテクチャを刷新する
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 「新しい仮想化基盤となるWindows Server virtualizationでは、アーキテクチャを刷新する」。マイクロソフト日本法人システムテクノロジー統括本部インフラストラクチャテクノロジー本部システムプラットフォームグループの伊賀絵理子テクノロジースペシャリスト(写真1)は、2008年に出荷予定の同製品の進化についてこう口火を切った。9月14日に開催された「仮想化最前線」の講演「マイクロソフト仮想化ソリューションシナリオ」で語ったもの。

 新ソフトのWindows Server virtualizationでは、「ハードウエアの上にWindows hypervisorと呼ぶ薄い層を入れ、その上にこれまでのホストOSに当たるペアレント・パーティションとゲストOSに当たるチャイルド・パーティションを乗せる」と伊賀氏は話す(写真2)。現在出荷中の仮想化ソフトMicrosoft Virtual Server 2005では、Virtual ServerがホストOSとなり、その上でゲストOSを動作させる仕組みだ。

 ペアレント・パーティションとチャイルド・パーティションはhypervisorを通して通信する。そのモジュールとして、ペアレント・パーティション側にはVSP(バーチャリゼーション・サービス・プロバイダ)と高速バスのVMBusを、チャイルド・パーティション側にはVSC(バーチャリゼーション・サービス・クライアント)とVMBusを搭載する。

 伊賀氏は、アーキテクチャ刷新で得られるメリットを3つ挙げた。

 第1はゲストOSの種類の増加と性能の向上。チャイルド・パーティションにはWindowsに加え、Linuxもインストールできるようになった。「マイクロソフトとXen Sourceの提携によって、Linux向けのVSCとVMBusを開発できた」(同)。さらに搭載するゲストOSは、64ビットOSも可能になったほか、32ギガバイトのメモリーを搭載したり、マルチ・プロセサでの動作も可能になった。

 第2はセキュリティの向上。ゲストOSごとにロールベースで管理できるようにしたため、個別にアクセス権を設定できる。またペアレント・パーティションには、「コマンド・ベースで操作する最小限のリソースで動く軽量OS」(伊賀氏)である「Server Core」を搭載できるようにした。「Server Coreは軽量で必要とするリソースも少ないため、攻撃可能性も削減できる」(同)。

 第3は操作性の向上だ。これに関しては、復元ポイントを複数持てるようにしたことや、Windows管理用のインタフェースを搭載したことなどを挙げた。

 Windows Server virtualizationは、Windows Server 2008の一つの機能として提供される予定。2008年第一四半期にWindows Server 2008が出荷されてから180日以内に出荷するという。