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写真1 日立情報システムズの大江伸登・主任技師
写真1 日立情報システムズの大江伸登・主任技師
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 2007年9月14日,東京都内で開催された「仮想化最前線」セミナーで,日立情報システムズの大江伸登・主任技師が「事例に見るVMwareサーバ統合成功のポイント」と題して講演した(写真1)。大江氏によれば,統合のポイントは「サイジング」(規模の設計)。中でも,ストレージの扱いが重要になるという。

 「現在,私どもがサーバー統合で引き合いをいただく案件は,ほとんどが5~6年前に構築したサーバーに関してのもの」(大江氏)。この5~6年の間に,サーバーのCPU性能は4倍以上に向上。搭載メイン・メモリーも当時の一般的なIAサーバーは最大4GBだったが,現在は32GBも積める。CPU,メモリーの観点からいうと性能は数倍になっているので,VMwareを使って1台のサーバーに旧サーバーを5~6台統合しても問題はない。

 しかし,「ディスクについては,大容量化と低価格化は進んでいるが,I/Oの速度は変わらない」(同)。例えば,ディスクの回転速度は1万rpm程度から大幅な進歩が見られない。この点をサーバー統合時には注意する必要がある。

 サーバー統合の対象も,ディスクI/OやネットワークI/Oの負荷が低いサーバーが向いている。例えば,待機系サーバーやプリント・サーバー,開発テスト用サーバー,間接業務系サーバーなどだ。一方,I/Oの負荷が高いデータベース・サーバーや基幹業務系サーバーの統合には慎重になるべきだ。また,ストレージは,別途SAN(ストレージ・エリア・ネットワーク)を導入するのも,「可用性と信頼性向上の面で効果的だ」(同)という。