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写真●リクルートが試作したマッシュアップ・サイト「地球で旅行検索」
写真●リクルートが試作したマッシュアップ・サイト「地球で旅行検索」
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 マイクロソフトは9月19日,同社がWebで公開している地図情報サービス「Virtual Earth」の機能を,企業や一般ユーザーが自身のWebサイトに組み込む際に使用する日本語版開発キット(SDK)を公開した。同日開催したWeb技術者向けのカンファレンス「REMIX07」では,リクルートがVirtual Earthの3次元地図機能を組み込んだWebサイトを披露している。

 マイクロソフトの「Virtual Earth」は,米Googleの「Google Maps」や「Google Earth」の対抗サービス。Google Mapsに相当する2次元地図だけでなく,Google Earthに相当する3次元地図もWebブラウザで閲覧できるのが,Virtual Earthの特徴だ。なお,Virtual Earthは2次元地図のみを利用するならプラグインは不要だが,3次元地図を利用する場合は,プラグインのインストールが必要となる。

 またVirtual Earthでは,地図API(アプリケーション・プログラミング・インターフェース)を外部に公開しているので,マイクロソフト以外の企業や個人が,自身のWebサイトにVirtual Earthの機能を独自に組み込める(マッシュアップ)。Virtual Earthの日本語版開発キット(SDK)は,MSDNのWebサイトで入手できる。

 マイクロソフトの磯貝直之氏は,Virtual Earthの特徴を「Webブラウザの中で3次元表示を実現していること。Webブラウザの中に収まる機能でないとマッシュアップがしづらい」と強調。独自のクライアント・アプリケーションが必要なGoogle Earthと比べて,マッシュアップが容易であることをアピールした。実際に,REMIX07でリクルートが披露した「地球で旅行検索」(写真)も,3次元の地図を使って,旅行に適した場所を検索できるようになっている。

 現在,3次元地図として表示されるのは,山などの特徴のある地形や,米国を中心にした一部の都市だけが,近い将来,日本の都市の3次元地図も提供されるようになるという。マイクロソフトの磯貝氏によれば「Virtual Earthの3次元地図は,特殊なカメラを搭載した飛行機を飛ばして,実際に都市を撮影して作っている。実は現在,日本の各都市の上空を,このカメラを搭載した飛行機が飛び回っている。日本の3次元地図も,まもなく提供できるだろう」と語っている。