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写真●アドビ システムズのティム・バンテル シニアプロダクトマーケティングマネージャー
写真●アドビ システムズのティム・バンテル シニアプロダクトマーケティングマネージャー
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 アドビ システムズは9月21日、Webサイトの構築やWebアプリケーションを開発するソフトウエア「Adobe ColdFusion 8」を発売する。新版では、利用者の裾野を広げるために様々な機能を追加した。中でも法人向けを意識し、Webアプリケーションで主流になっているAjaxとFlexに対応したほか、PDFドキュメントの連携機能を追加、マイクロソフトの.NETやExchangeとの連携機能を新たに実装した。データベースを利用した企業Webサイトの構築だけでなく、社内向けの営業支援ツールや業績分析ツールなど基幹システムと連携したWebアプリケーションの開発が可能になる。

 新機能を追加したほか、開発環境を改善した。例えば、本番環境でのアプリケーション稼働のチェックが可能なサーバー・モニタリング機能、対応するプログラム言語の拡張、デバグ機能を強化している。1秒当たりに処理できるユーザー・リクエスト数の改善など、既存機能の見直しも多数実行したという。また、より多くのOSに対応できるように、新たに、VMware、Microsoft Virtual Serverもサポートする。

 9月20日に実施した記者会見では、AjaxとFlexを組み合わせたアプリケーションや複数のPDFファイルを、1つのPDFファイルにまとめるアプリケーションなどを紹介した。Webアプリケーションで表示した表のデータをドラッグ・アンド・ドロップでパソコンのデスクトップ上にExcel形式のファイルとして保存するといった機能も実演した。他の技術との連携を強めたことで「企業が既に持っているデータ資産とクライアントを結ぶための、Webサービスの統合ハブを目指す」(ティム・バンテル シニアプロダクトマーケティングマネージャー)という(写真)。

 ColdFusion 8は、主に個人ユーザーや中小企業向けのスタンダード版と、大規模企業向けのエンタープライズ版の2タイプを用意する。エンタープライズ版はスタンダード版に比べ、管理機能や開発機能を強化した。

 システム・インテグレータや量販店などのパートナー企業を経由し販売するほか、アドビ システムズのオンライン・ショップ・サイトでもダウンロード方式で販売する。参考価格で、スタンダード版が17万円(2CPU、税別)。エンタープライズ版は98万円(2CPU、税別)。アップグレードは3タイプあり、ColdFusion MX 6.xまたは7のスタンダード版からColdFusion 8スタンダード版へは8万5000円。ColdFusion MX 6.xまたは7のスタンダード版からColdFusion 8エンタープライズ版へは89万5000円。ColdFusion MX 6.xまたは7のエンタープライズ版からColdFusion 8エンタープライズ版へは49万円。

 テスト的にColdFusion 8を導入するユーザー向けに、エンタープライズ版と同等の機能で試用期間が30日限定の体験版と、一部制限を設けたデベロッパー版を用意した。いずれも無償で利用できる。