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 NTTデータは9月21日、カナ氏名のない年金記録524万件に「00」という識別符号が付与されていた件で、一部報道に反論した。報道では、「NTTデータが符号を付与した」「舛添要一厚生労働相はじめ社会保険庁ではこの事実を誰も知らない」とされている。これは昨日開催された、総務省の年金記録問題検証委員会の公表を受けたものだ。

 これに対しNTTデータは、「当社が付与・加工したものではない」と反論。「当社がオンライン・システムの開発を手がける前に社会保険庁が管理していた記録上に既に存在していた」と主張した。同社は国民年金については1984年から、厚生年金については86年からシステムの開発保守を受託している。報道は「88年に手書き台帳を電子化した際にNTTデータが00の印をつけた」としている。

 社保庁が「00」の存在を知らなかったとする件について、NTTデータは「受託側であるため、当社はデータの内容について社保庁から報告を受ける立場である」(広報)と話す。その上で、NTTデータは84年、86年の受託に先立ち、社保庁にデータの不備があることを報告済みだったとする。当時、社保庁の依頼でNTTデータはデータの事前調査を実施したという。このときカナ氏名などの不備を社保庁に指摘したが、「不備記録もオンライン・システムにそのまま収録し、移行後に補正を実施していくという方針が示され、不備記録を含めてそのまま移行した」と発表した。

 本件に関して社保庁に問い合わせしたが、回答はまだ得られていない。