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 日本ヒューレット・パッカードは9月25日,同社のシングル・サイン・オン・ソフト「HP IceWall SSO」のオプションとして,携帯電話をユーザー認証に応用する仕組みを用意したと発表した。携帯電話の操作によって,ID/パスワードを記憶しておく必要がなくなる。エンドユーザーの利便性を高めることができるため,金融機関など,一般消費者を多く抱える事業者に向く。価格は,IceWall SSOのオプション・モジュールが10万ユーザー時に2000万円程度。月額利用料は1ユーザーあたり120円程度。

 HP IceWall SSOは,日本ヒューレット・パッカードが開発/販売しているWebシステムへのシングル・サイン・オン・ソフト。複数のWebシステムへの個別のログイン手続きを,1回のログイン手続きで代替するソフトである。ログイン手続き時のユーザー認証手段は,ID/パスワードを筆頭に,クライアント証明書や各種の生体認証など,様々な手段を組み合わせられる。

 今回,新たに,ログイン手続き時のユーザー認証手段として,エンドユーザーが持っている携帯電話を認証に利用する仕組みを用意した。具体的には,HP IceWall SSOから,携帯電話を用いた認証システムとしてソフトバンクBBがサービス提供している「SyncLock」を利用する。日本ヒューレット・パッカードは,SyncLockを利用しやすくする連携モジュールをオプションとして提供するとともに,SyncLockの販売窓口となり,自社のサービスとしてユーザーに携帯電話利用の認証サービスを提供する。

 携帯電話を認証に用いるメリットは,Webサイトにログインするコンピュータ端末とは別の端末をユーザー認証に利用するために安全性が高まる点と,ID/パスワードを記憶しておく必要がなくなるため利便性が高まる点である。SyncLockの動作イメージは,Webサイトのログイン手続き時,ログイン画面に表示された文字(具体的には4ケタの数字)を,インターネットに接続した携帯電話に打ち込んでユーザー認証センターに送信するというもの(関連記事:「核ミサイルの発射確認と同じ構造」の認証サービス,ソフトバンクBBが開始)。携帯電話側では,Javaプログラム(iアプリ/Vアプリ/EZアプリなど)が動作する。