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 日本ヒューレット・パッカード(日本HP)とソフトバンクBBは9月25日、携帯電話を利用したWeb認証プラットフォーム分野で協業すると発表した。日本HPのシングルサインオン製品群「HP IceWall SSO」と、携帯電話を利用したソフトバンクBBの認証サービス「SyncLock(シンクロック)」を組み合わせ、今年10月にもパッケージとして販売する。

 IceWall SSOは、さまざまなWebアプリケーションやオンラインサービスでユーザーが使う複数のIDとパスワードを、一つに統合して認証できるようにするシングルサインオンのソリューション。日本HPはこれまで日立ソフトウェアエンジニアリングやソリトンシステムズと協業し、IceWall SSOを指静脈認証やICカード認証と組み合わせて提供してきた。今回は携帯電話を使った認証基盤として、ソフトバンクBBのSyncLockを組み合わせたソリューションを追加する。

 SyncLockは認証の際に、携帯電話のアプリケーションが生成する文字列(専用キー)と、認証サーバーが発行してPCの画面上に表示する4桁の数字を使う。携帯電話に表示された専用キーをPCに入力し、続いてPCが表示する4桁の数字を携帯電話に入力し、双方をサーバー上で付き合わせて認証する。それ単独で「鍵」となるデータをネットワーク上に流さずに認証できるうえ、「偽サイトによるフィッシングを排除できる」(ソフトバンクBB)。このため、高度な認証を必要とする金融機関や、ECサイトなどに向くという。

 IceWallとSyncLockを組み合わせたソリューションを、日本HPは主にインターネット経由でサービスを提供している大企業や、数万人以上の顧客を持つECサイトなどを対象に販売する。価格は「10万ユーザーのECサイトで約2000万円」(日本HP)を想定しており、これとは別にSyncLockの利用料が1ユーザー当たり月額120円かかる。日本HPは今後も必要に応じて他社のソリューションとの連携を模索していく方針だ。