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左がボックス型の「CenterCOM x900」、右がシャーシ型の「SwitchBlade x908」
左がボックス型の「CenterCOM x900」、右がシャーシ型の「SwitchBlade x908」
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 LAN機器を開発・販売するアライドテレシスは9月26日、日本のオフィス環境に最適化したLANスイッチ「x900シリーズ」を発表した。1フロア当たりの面積が狭く、多フロアにオフィスを展開する企業に対して、低コストながら信頼性の高いLAN環境の構築を提案できる。11月から順次出荷を開始する。

 欧米企業に比べると、日本企業のオフィスは複数のフロアにまたがってオフィスを構えているケースが多い。こうした環境でLANを構築する場合、(1)コアスイッチ、(2)フロアスイッチ、(3)デスクトップスイッチのそれぞれをツリー状に接続する多段構成が一般的になっている。ツリー状のまま信頼性を高めようとすれば、LANスイッチや配線の冗長化にかかるコストが高くなり、運用保守も煩雑になるという課題があった。

 今回発表したx900シリーズは、複数台のLANスイッチを数珠繋ぎに接続できる技術「EPSR」(Ethernet Protected Switched Ring)と、LANスイッチの冗長化を簡素化できる技術「VCS」(Virtual chassis Stacking)を実装する。EPSRを使うと、ネットワーク構成を簡素化しながら障害時には50ミリ秒以内に復旧させることが可能になる。VCSは、LANスイッチの稼働効率を高めながら、冗長化にかかるコストや運用保守の手間を抑えられるようにする。

 さらに、価格は59万8000円からと低料金に設定。ソリューションプロバイダにとっては、信頼性が高くて運用負荷の少ないLAN構築を、低料金に提案できる点が魅力になる。アライドテレシスも正式発表よりも前、毎年7月に開催しているパートナー向けプライベートショーで新製品のメリットをアピールしてきた。10月からはパートナー企業の技術者を対象にした勉強会を、週1~3回の頻度で開催する計画だ。

 また、アライドテレシスのプロダクトマネジャーやSEが、パートナー企業の営業活動に同行する体制を用意した。このほか、ホワイトペーパーや提案のヒントになる事例などをインターネットを通じて公開し、パートナー企業の営業活動を支援していく。x900シリーズは、シャーシ型の「SwitchBlade x908」とボックス型の「CenterCOM x900」の2モデルがあるが、今後1年間で計4600台以上の販売を目指す。