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 米連邦取引委員会(FTC)は米国時間10月1日,スパイウエアの配布を巡り,スパイウエア配信業者の米ERG Venturesとその主要メンバーと和解に達したと発表した。ERG Venturesは不当に稼いだ33万ドルを和解金としてFTCに支払う。

 FTCは2006年11月,ERG Venturesおよびその主要メンバーが無料のスクリーン・セイバーやビデオ・ファイルにマルウエア「Media Motor」を忍ばせてダウンロードさせたほか,ユーザーの同意なしにソフトウエアをインストールしていたとして提訴していた。FTCによれば,1500万台を超えるコンピュータが被害を受けたという。

 Media Motorはダウンロードされると自ら起動して,ユーザーによるコンピュータの使用を妨げるようなマルウエアをダウンロードする。これらは,ユーザーのホームページを変更するほか,コンピュータの処理能力を低下させたり,スパイウエア対策およびウイルス対策ソフトウエアを無効にするなどの機能を備えるもの。Media Motorによってインストールされたマルウエアは,コンピュータ上から削除するのが難しいという。

 合意により,FTCはERG Venturesに対し,ユーザーにソフトウエアの機能を知らせずにコンピュータ上にダウンロードさせること,またユーザーの同意を得ずにインストールすることなどを禁じた。

 米ネバダ州連邦地裁は2006年11月,FTCの要請を受けて被告側の資産を凍結していた。

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